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073_こあこああざらく。

 大型クリエイター黒竜のクロちゃん工房、地下宇宙船ドックを見下ろす見学スペース件制御室にて、時刻はそろそろ夕食時。


「エンジンの核になる部品がまだ手に入ってないんだよね」

「それは何ですか?」

「天然でも人工でも良いのだけど、ダンジョンコアが欲しいんだよ」


 なかなか出物がなくてねー、よろず厄介事解決ギルドにも声をかけてはいるんだけどもねー、と、肩をすくめて困った困ったのジェスチャをする、巨大な竜です。


「大きさはどのくらいのものが良いん?」

「取ってきてくれるの?そうだなぁ、ざっくりと百年ものくらいの若いやつでも良いよ、こっちで育てて、手を入れるから」


 若かったっけかな?とか首を捻って、考え込むガンマンさんです。


「dungeon、ふけてた?」

「老けているというか成長しているというか、いやまあ、あのランクのボスが出てくるくらいだから、三桁は軽く越えていたかもしれねーか?」


 見るもの全てを恐怖に叩きとす、具体的には判定に失敗すると、ランダムで1から100までの間で正気度が減少する、神話的恐怖的獣が、たった百年くらいで生まれるとか、逆にお手軽で驚くわけでございますが、すごいですね”dungeon”


「持ってるのか!」

「たまたま野良ダンジョンボスを狩る機会があってなぁw」


 そんな機会がそうそうあるのであろうかなとか、ツッコミが入りそうではあります。

 が、しかし、何せ混沌の流出が激しい昨今の情勢に加え、ある意味、特異点と化している、混沌の申し子であるところのガンマンさん。

 そして、それに加えて、設定がバグっている少女とのコンビで行動しているわけでございますからして、いっそ平穏無事である日常が続く方が異常なのではなかろうか、とも言えそうではございます。


「トラブルメイカーかよ!いや昔からそうではあったな」

「君が言うかね?まあ今はさらに倍率どん、さらに倍状態ではあるがw」

「はらたいらさんにぜんぶー」


 その合いの手は少しおかしいような気がしますよ、少女よ。


 実際のところダンジョンコアを不思議袋から取り出し、クロちゃんは、頭のバイザー的な、多機能ゴーグルを顔に引き下げて装着。

 のちに、電子音が響いて、鑑定をしていきます。


「お前さんなら、鑑定装置なくともskillで見抜けるんじゃね?」

「様式美だよガンマンくん、あと、カッコ良いじゃん?それについでに、精度も心持ち上がるしw」


 で、このダンジョンコア、迷宮踏破報酬とかボス討伐報酬とかで出てくる、謎結晶体のことですが。色は黒っぽいですクリスタルです。

 それは、少々育てた方が、装置に組み込みやすいけれども、十分以上の性能を持つことが判明したわけです。


「これくれ」

「いーよー」

 

 やりとりが軽いですね。

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