063_出オチ、大物クリエイター。
「というわけで、私が諸々不思議道具を作り上げて提供している大物クリエイターである」
身の丈54m、体重550t、巨体は唸るは空飛ぶわ、な、黒色の竜が、それに見合う音量で見栄をきるわけでございます。(身長体重スリーサイズは適当であります。)
「サイズ的に大物というオチだな!」
「でおちだーw」
ここは巨大黒竜にして、鍛冶屋兼発明家兼色々さまざまクリエイターであるところの住居であり、広大な敷地面積を誇る、作業場でもある、山の中の巨大洞窟っぽい施設であります。
時刻は昼過ぎ、朝早くにガンマンのアジトから出発して、ちょっと時間がかかっているのは、エンゲージした獣を丁寧に経験値に変えていったからでございます。
「誰が出オチキャラだ!名前だけでも覚えて散ってください、黒竜と申します、お願いします」
「散らしてどうするw」
「そのまんまw」
巨大な声帯を器用に調整して、きちんと可聴域の声を放つ巨大黒竜なわけでありまして、いや結構いい声をしています。
具体的には最後には裏切りそうな、渋みのある声でありましょうか?
もしくはどこぞの商社にいる唇の厚い、主人公の同僚にして、第六天魔王な声に近いのかも知れません、どうぞお気に入りのそれっぽいボイスを想像してお楽しみください。
「クロちゃんと呼んでもいいですよ?サイボーグ猫でもないし、サーカスにも関係ありませんが」
「マイナーすぎんかな?」
「じーさんとばーさんをまもるん?」
少女がなぜ知っているかは気にせず流してください。
ガンマンさんが知っているのは、ああ、まあ、ガンマンさんだからな、で納得するくらいの説得力をそろそろ持たせ切ったような気がします。
「とりま、新しい家族ができたので紹介しにきたぜ!」
「よめです!」
「通報しましたw」
流れるように茶番の応酬が、クロスカウンターっぽく行われます。
見事に違いにスカリますが。
「どっちかというと、娘?かな?正確には弟子。寒村で一人いたところを連れてきた」
「ししょーにつれられてきました、むすめです!」
「いや、待って、本当に通報の必要がないか、それ?」
未成年者略取に近いものは、客観的に見ると成立するようなしないような気はしますが、
ここは地の果て流されて俺的な世界観、
ゆえに既にことをなしてからゆうに三日はすぎているわけですので、色々セーフです。
「いや、色々あかんやろ、それ!?」
「まあ、色々あったんだ、察しろ」
「かくかくしかじか、まるまるうまうま」
それでわかるのはサトリの妖怪だけではないでしょうか?




