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061_なんじのもとめるものは?

「そういや希望は何かある?」

「いつもみちあふれています!」


 馬上で軽く尋ねられる少女が、元気よく答えます。

 いや、そうじゃないのでありましょうが。


 午前中の道行、山間部の林道、相変わらずエンカウントする獣を雑に処理しながらの会話です。


「いやまあ、結構成り行きで来てるわけだしなwこの辺りでちょっとキーとこーかとw」

「いまさらw」


 軽いノリで生きてるのだなぁということがよくわかる会話でありますね。

 寒村で生活していた少女、その村人がなぜか消滅して、その後にガンマンに遭遇して、なんやかんやあって、一緒に行動しているわけでありますが、そもそもなんでそれを続けているのかは、よく考えると、明確に言語化されていない、ような気がします。


「なんで?」

「なりゆきー?あと、ししょーだから?」


 そもそも外界との認識が0levelであったゆえにぼんやりしていたところに、強烈な印象で現れたガンマンにその存在を刷り込まれた感じではございます。

 あと、純粋に技能とか生き方とかそのようなものに惚れたということもあるような、ないようなそんな感じのニュアンスを含んだ応えを返します。


「おー、まあ、俺様強いしな、最強だしな、無理もねーなw」

「むりもねーw」


 楽しげに笑いながら、ヘッドショット、より高度な目抜きショットを易々と決めるガンマンと、それを模倣して同じように行う少女さんであります。


 狙う力、反動を消す力、それらを素早く正確に行う技術と、肉体能力であります。

 技術が神業なのがガンマンであり、常軌を逸した肉体能力で結果を出す少女であります。


 ただ、学習能力も高いので、どんどんと、その狩の腕前が玄人のものへと成長していっているわけでございます。加えて、今日も順調にlevelが上昇しておりますので、job取得からのskill獲得で、効率がさらにアップしていきます。


「まあ、俺ほどになれば、銃のskillと同じかそれ以上のことを純粋な技術だけで再現したり超越したりできるんだがなぁw」

「さすししょ!」


 基本ガンマンさんは、job取得からのskill獲得をしないといいますか、できない身体であるわけでございまして、本人曰く、ルールブックが違う、のでありますから、効率よく狩をするためには、skillに頼らない、技術が必要になるわけでございます。


 いやまあ、有利な特徴をかなり高めに盛っているわけでありますので、やはり常人とは違う基本性能を持っていることは確かなわけでございますが。


「苦労はしてないなぁw天才だから俺w」

「ちーたーやw」


 ズルはしていません、ずれているだけです。

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