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059_くま、お嬢さん、wait。

「寝巻きが熊の着ぐるみなんだけど、どうだ?」

「くまくまべ…」


 それ以上はいけない。各方面に喧嘩を売っていくスタイルは、個人的には嫌いじゃないけれども、離れたところでやっていただきたい。

 ちなみにあの物語は大好きです。ファンです。パクりたい、じゃなかった人気にあやかりたい、でもなく、オマージュしてリスペクトしたいです。

 ……よし、これで炎上を回避できるでしょうか?(そもそも認知されるわけないじゃないかやだー、という漢女のコメントは無視しましょう)


 ローティーンの美少女にくまの着ぐるみ、デフォルトバージョンであるならば、可愛らしな、という罪のない感想だけで済むのではなかろうかなと思います。

 

 ガッツリとリアルよりの毛皮で寝巻きにしてしまうと、どこの北大地ですかとか、ここが試される地ですかとか、黄金がどうのこうのというお話に突入しかねない、ことになってしまうわけでございますが。


「一応毛皮もあるぜw」

「そっちもいいなぁ」


 本気ですかシルフィさん。

 結構なぞなセンスをしているわけでありますが、よく考えてみると、一般的な可愛いを知らない可能性が高いわけで、ある意味はこいり娘なわけでありますね。


 どうしてガンマンがそのような可愛らしい着ぐるみを持っているかという疑問が浮かんでくるわけでございますが。


「不思議道具の製作者が趣味で色々作ってるんよ」

「おー」


 だそうです。

 優秀な、おそらく、最高峰に近い技術を持つガンスミスであり、混沌流出の影響を多大に受けて変態的なskillを縦横無尽に拗らせている、不思議道具製作者、その実態は、そのうちに明らかになったりならなかったりするのではなかろうかな、と、伏線を張ってみるわけでございます。


「いやまあ、明日にでも会いにいくつもりではあるんだけどなw」

「おー」


 あっさりと次回に登場する流れですねこれは。

 いいえ分かりませんよ、期待を裏切ることに関しては定評があるわけでございますからに。


「お嬢用の装備も整えておきたいしなぁ、まあ、素の状態でも破壊力過多ではあるんだけどよw」

「ちからはぱわーだ!」


 可愛らしく、くまの着ぐるみで両手を上げて、がおー、と宣言する少女であります。

 確かに新衣装と言いますか、さらに似合う格好を模索するためにも、職人の元へとおもむく理由がございますね。


 で就寝です。広いベッドですので二人で並んで寝っ転がっていきます。


 室内の照明は不思議ランプが各所に設置されていて行われていました。

 ガンマンが軽く合図を送ると、光量が落ちていきます。


 薄暗がりの中、二つ分の寝息が聞こえてきました。

 おやすみなさい、です。

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