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048_深淵を覗く趣味。

 深淵を覗くときには深淵もこちらを覗いている、とかなんとかなテイストであるのでありましょうかね、これは。


 ルート66北、絶壁洞窟dungeon前野営地。時刻は深夜二時前後、草木も眠る丑三つ時。

 身の丈数十m、もしくは十数ftの大きな黒いタコと、現在絶賛戦闘中。


「ぐちょぐちょだな、このタコ」

「たーこw」


 黒光する軟体生物が一体、ガンマンの張った迷宮出入り口の結界を破って襲いかかってきました。

 コマンド:たたかう?

 いやまあ、その前に正気度ロールでありましょうか?


 ガンマン:そもそも正気度が残っているのかどうかが疑問なのでスルー。

 少女:圧倒的な量のpowに任せて余裕で成功、むしろ食欲が増す方向で、

 タコ:食材扱いな文化圏なのですね、周囲荒野なのに?


「乾燥地帯で軟体生物って、なめてんじゃないかなぁ?」

「かわきものー、すきー」


 干物としての食材として流通していたのでありましょうかね?タコ。

 冒涜的な珍味とかパーケージングすると売れるような気が致しますかね?

 食べたらお腹を壊しそうな、肉質をしているわけではありますが、

 そもそもここに存在していい物質なのでありましょうや?


「弾が滑るー、ウケるーw」

「w」

 

 笑っている場合ではないような気がしますが、ガンマンがコルトM1877が放つ.41口径の弾丸が、つるり滑って、貫通しません。

 目玉に似た器官にも綺麗に当てていますが、同様にいなされて、大きなダメージにならないようでございます。


 同じような装備、こちらはライフルですが、これを放つ少女の方も変わらず、弾丸がダメージになっていないような感触でございます。


「じゃあ、特殊弾頭ー」

「ぴかぴかぴかぴかー」


 不思議袋から、リボルバーの弾倉蓮根ごと取り出し、M1877に換装するガンマン、その手の動き、かなりの技前の持ち主でなかったら見逃してしまうくらいの速さでございます。

 

 ぱん、というむしろ軽い火薬の破裂する音とともに、特殊弾頭があっさりタコ獣に命中します。

 ごそり、と、明らかに弾の大きさに見合わない空間ごと、タコ獣の肉体が消失していくわけでございます。

 消え去っていく先には、何やら宇宙ぽい空間が見えたりしますが、気のせいかもしれません。

 アイデアロールを行ってください。

 

 アイデアロールに成功したならば、

 ありえない現象を視認し理解してしまったあなたは、正気度のロールが必要になります。


 成功1d2/失敗1d6


 それはともあれ、冒涜的なぬるぬるとしたタコの獣は、順調に削られていき、

 ついには力尽きて、消えていきました。


「お?dungeonのbossだったみたいだなw、踏破証明がドロップしてらぁ」

「やせいのらすぼすげきはだぜ、はーと」


 dungeonの支配者であったらしいです、このタコさん。

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