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046_今きた産業、だんじょん編。

 ある一定範囲に特定な法則が適応されています。

 傾向としてヒトに敵対的な環境で、命の危険があるような現象が、確認されることが多いです。

 その現象の中心となる核が存在する、ことが多いようです。


 3行での説明ならこんなところでしょうか? Dungeon.


「まあ、結構定義が曖昧なんだよなぁ、確かに」

「あいまいもこもこ」


 混沌流出のおかげで、多種多様な迷宮が存在したり現出したり、揺籃の地だったりするわけでございまして、定義が難しいわけであります。


 大体こんな感じですよーとしか言えないわけでございますね。


「で、ここはどんな迷宮なんだろうな?」

「しらべるー」


 調査開始です。

 ガンマンさんはその異常なまでの鋭い勘と、観察眼で入り口付近を調べます。

 少女は、偵察系の技能を取得して、迷宮鑑定を始めました。

 skillが自由すぎるところは仕様でございます。もとい、毎朝0levelに戻るので気軽に好きなjob就職からのskill選択が可能であるからこその、ある意味力技であるわけです。


 0levelからの成長である関係上、高いlevelで習得できるskillには届かないわけでございますが、初期のskillでも圧倒的な能力値がそれを使い勝手の良い、高度な段階まで押し上げてしまうので、結果として問題ないということになっています。


「石造りの職人芸的造系迷宮型かな?で、ここはおそらく裏口だな」

「きづいてないーかもー?」


 整った石畳風の四角い通路で繋がれ、それよりは広い四角形の部屋が複数ある、Dungeonであるようでございます。

 石畳風と言ったのは、材質が石っぽいけれどもそれよりも強固な何かであるということでありまして、穴を掘ったり、それを取り外したりはできないような仕様になっていることを示します。


  裏口と判断したのは、出入り口であるこの場所が、比較的新しい、ここ数日で作られたように観察されたからです。それと同時に迷宮の内部、すこし踏み込んだあたりから、比較的長い、歴史を感じさせるように観察されたからでございます。


 つまるところ、古くからある迷宮に新しく出入り口が発生した、という判断になるわけでございました。


「というわけで、おそらくこの迷宮を管理している団体はここに新しい出入り口ができたことに気がついてない、んじゃぁないかなと」

「おー、……なんで?」


 迷宮はある意味山林やら河川と同じような資源採取系資産、つまりは不動産でありますから、出入り口には管理人などが配備されていることが常識、なわけなのであります。


 少なくともどこの所属か分かるように立て看板的な物はあって然るべしなものでありまして。


「それがないんだよなー、しかも資源垂れ流し状態だしw」

「もったいない?」

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