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043_荒野の用心棒、害獣駆除編。

「まあ、敵ではないわけだw」

「くじょー」


 灰色狼の群れが死体になって横たわっています。

 夜討ち朝駆けではありませんが、ガンマンと少女、朝に行って、見て、勝ちました。


 ルート66近くの牧場です、時刻は昼前。

 天気は荒野的な晴れ。風弱し、気温これから高くなるかな?


 午前中から襲いにくると言う、狼って夜行性じゃないのですか疑問を置き去りにした展開でありましたが、所詮四足歩行獣であり、メインウエポンが爪と牙、稀に体当たりとかの戦力が、飛び道具に敵うわけもなかったのです。


「飽和攻撃とかされても、火力が違うからなぁ」

「うってよし、なぐってよし!」


 訂正、接近戦になっても、毎日のlevelUPによる能力値ボーナス付与で、圧倒的な肉体能力を得てしまっている少女には、傷一つ与えられず、逆に軽く見えるパンチやらキックやらで、吹き飛び、肉が爆ぜてしまう始末、青少年に配慮するならばモザイクが必要になる絵面ですね。


 数にして三桁に届くかどうかの灰色狼でありましたが、それほど時間をかけずに全滅です。


 最後まで逃げようとしないところから、混沌の流出による獣の凶暴化が進んでいたようでございまして、ヒトとその財産を執拗にねらう性質と、後に引かない執念のようなものが、はっきりと見えたりしたわけです。


「逃げないから壊滅はやりやすんだよなー」

「なー」


 その怪物的な肉体能力を駆使した結果、スプラッターな現状にも関わらず、ほとんど返り血を浴びていない少女です。

 ガンマンの方も、獣の急所を的確に神技的に銃弾で射抜き続けましたので、土埃がうっすらとついているだけであります。


 獣の中央には、巨大な灰色狼の死体が転がっています。

 群れのボス的な存在であったのでしょうか、身の丈は、大きめの牛サイズでございます。


 これもまた綺麗に目のところが撃ち抜かれておりまして、ほぼ一撃で絶命しているようでございます。腕前鮮やかなお仕事でございました。


「さて、ドロップ品を剥ぎ取るかなぁ……いるかなこれ?」

「?」


 灰色狼の毛皮とかはそれなりの値段になるとは思われるわけでございますが、正直なところ財政としては十分潤っているわけでございまして。


 手間を考えると、正直面倒くさいのではなかろうかなと言う意識が生まれたりするわけでございます、ガンマンさん。


 ちょっと考えるわけでありますが、普通に衛生上放っておくことはよろしくないだろうという結論に直ぐに至り、ただ解体は面倒臭いので、ざっくりとそのまま、容量無制限な感じのする不思議袋に詰め込んでしまいました。

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