040_狩られごっこ、真剣。
「つまりはヒトと牛の味を覚えた、深度の高いボスに率いられた灰色狼の退治かな?」
「適度に間引いてくだされば、あとは通常カウボーイ戦力でどうにかなる、といいなぁ……と」
ガンマンとバーテンダー兼受付の会話が続きます。
ルート66途中宿場町よろず厄介ごと解決ギルドお食事処カウンター、
夕食後のまったりタイム。
「べつにぜんめつさせてもかまわんのだろう?」
ちょっとドヤ顔で言い放つ少女さんです。そのセリフ言ってみたかったんだろうなぁ、で、ついに言えたなぁ、というような表情をしています。
「それなw、まあぶっちゃけそう難しくはないよな?」
「そうなん?」
ガンマンの同意に、適当なことを言った少女が驚きます。
「獣の深度が高くなると、攻撃性とかヒトに対する妨害生とか侵略性とかがブチ上がるんだ」
「ほー」
獣についての基礎知識現代版を語るガンマンさんです。
深度、これは混沌の影響とか邪悪さの浸透具合とかを加味して使用している語句です。
それが深まる、度合いが高くなるにつれ、獣の強さ、筋力とか精神力とか、は増し、
さらには不思議技能を会得して、強くなります。
levelが上がるとも表現したりします。
加えて、強暴性とか、脅威度とかも上昇します。
異様なまでにヒトの持つ秩序的な構造を破壊する衝動が強くなってしまうのですね。
ただ、その結果ちょっとおバカになる……つまり、おおよそ逃げるということを知らないソルジャーになってしまう、ことが多いと、ガンマンは少女に説明します。
「へー、そういえば、かりしてるときにげるのいなかったよーなきがする!」
「まあ、あれは逃がす間もなく駆逐したという流れもあったわけだがw」
生存本能が壊れてしまうというような不自然な生き物いなり下がってしまう、とも言えるわけでございます。
獣とはそういうものでありますよというお話です。
「それでお仕事してみますか?」
「ぶっちゃけお金には困っていないんだよなぁ」
「けどししょー、みるくなくなったらこまる?きがする?」
美味しかった高級みるくの味を反芻しながら、少女が指摘します。
「そうだなぁ、まあ、それほど手間ではないかー、報酬は?」
「規定のポイントに、再依頼ようのボーナスがつきますよ、こんなもんですかね?」
そろばんを弾くバーテンダー兼受付です。
もちろん算盤もあります、4個玉の最新モデルです。
器用にパチパチと、弾いていきます、ガンマンもちょいちょいと玉を上下させて、
「ここくらいまでは出せるだろー」
「いやいや、上に睨まれますんでー、こんなもんかとー」
商人的なやり取りがちょっと続きます。
「ぱちぱち、楽しそー」




