038_明るいアットホームな戦場です。
「「マニュアルみたいにすすめられたw」」
思わず笑いだす、ガンマンと少女です。
よろず厄介ごと解決ギルド、ルート66途中宿場町支店、併設主力お食事処、カウンター席。
夕食後、まだ眠るには早すぎる時刻、目の間の受付兼バーテンダーに、
少女の社員登録後にお仕事を勧められています。
「お約束?ですので」
にこやかに笑いながら、バーテンダーが言います。
「そういえば、なにやってるのここ?」
「そこからかーw」
少女がガンマンに尋ねます。
ガンマンとバーテンダーが説明します。
世の中の、いろいろな問題を、skillを駆使したりして解決するお仕事を、
社員に斡旋してくれる組織である、ということををざっくりと説明します。
「なかぬき?」
「そうだなw」
首をかしげてその構造に突っ込む少女と、肯定するガンマン。
「いやいや、仕事の営業と、調整役と、事務処理とかその辺りの業務を組織が分担しているから」
搾取しているわけじゃないよ?妥当な手数料をいただいているだけですよ。
僕、悪い派遣会社じゃないよ?
とキラキラした目で、こちらを見つめる、バーテンダーです。
「「うさんくさい」」
「まあ、やっぱり、そこは秘密結社ですから」
開き直る受付バーテンダーさんです。
「開き直っているな、まあ、いいけどw」
「いいんだ?」
持ちつ持たれるのところもありますので。
さらに言うならば、ガンマンさんは組織でも指折りの実力者でありますので、むしろ、搾取する側っぽい立ち位置です。
「社員割とか、福利施設の無料試用とか、住居の斡旋とか、そんな感じで利用しているな」
「おー、けっこうじゅうじつ?」
「適度な距離感を心がけております……まあ、ビリーさんとか普通に危険な、いやまあ、貴重な?戦略級個人に無茶はできませんし」
有名人であるガンマンさんです。
拳銃1丁で、小国の軍隊とためを張れる”狩り”の能力が高く評価されているわけです。
「基本危険行為やら暴力行為で成り上がっていく組織だしなw」
「ぶっそう!わたしとくい!……とくい?」
ちょっと自己評価を他人に委ねてみる少女であります。
で、依頼受けてみますか、と少女に尋ねる受付バーテンダーであります。




