026_迷探偵、すぐに去る。
「わかんねーな!」
「わかんねーか!」
今日も元気なガンマンと少女です。
寒村を調査してみましたが、村人が一夜にして消えた原因は不明ですし、
その中で、少女だけが生き残ったのも不明ですし、
村を訪れた、おそらくは宗教者が、少女の眼の前で塩になって崩れ消えたことも原因不明です。
「謎解き系の不思議道具って持ってないんだよなー」
「かりょくかた!」
基本、驚異度の高い獣を圧倒的な火力で狩ることをコンセプトにしたキャラビルドをしているガンマンでありますので、謎解き系の技術やら、調査系の技術lやらはとんと見たこともない……、
獣を追いかける系のやつとか、罠を見破るやつや逆に設置するやつとか、潜伏してやり過ごして不意打ちする系のやつとか、その手の火力を補助する、狩りを補助する技術は一通り収めているわけでありますが。
「そもそも俺様、skillほとんど使えないしなー」
「そーなの?」
広く蔓延している不思議システムによるサポートの目玉商品が、不思議結果をもたらすskillというものでございまして。
それは、いろいろな要因やら原因やら要素やらをある程度無視して、結果を現出させてしまう、いろいろ物理法則を無視したものであったりするわけでございます。
「こう、な、おれ、あんまし物理法則無視できない系な男子なわけよw」
「だんしー?」
キャラビルドのシステムが違うという表現がしっくり来るような存在でございまして、このガンマン、素の肉体能力で、skillを再現しているような形で、火力を確保しているわけでございます。
あとは不思議装備での攻撃力、防御力の底上げでしょうか。
ある意味実力のみで生きている、生き残っている方でございます。
一方で、理不尽な強さを支えているのは、超人的な精神と肉体と、変態的な技術でございまして、ガンマンとしての技術は誰もが想像し得る最高峰のそれを、思い描いた時に、その一歩前を行くような、そのような実力の持ち主でございます。
「まあ、俺様最強最速ガンマンだからな!」
「ししょうさいきょー!」
ご都合主義の権化とも言えます。
裏付けない最強、根拠なき”number one”
そんなガンマンであるわけでございます。
「つまりは俺は最強のガンマンであって、探偵ではないんだよな、つまり調査してもわからん!」
「きゅーいーでぃー!」
情けない、とほほな、証明が導き出されてきたところで、
さてどうしましょう?
「……levelあげするか」
「しよー」
脳筋か!
脳筋ですね!




