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024_そこそこの成果ー。

 山間部入り掛け、傾斜のゆるい、針葉樹林帯、木々はある程度まばらであり、その間を縫うように、身の丈数十ft、十数mの人型獣、巨人種の集団がいます。


 常識外れの身体能力を適度に駆使して、その木々の幹やら枝やらを踏み台にして、宙を飛び回る、少女さん。

 それを囮にしつつ迫り来る巨人を微動だにせず、地に足をつけ、ライフルを構えて、ねらい撃つガンマン。


 馬は森林地帯より少し離れた場所に残してきました。


 とんとん、と、軽く枝を蹴り、しならせるようにして宙を舞う少女、巨大な拳やら手のひらやらを、正しく羽虫を払うようなスケール差で、振り回し、撃ち落そうとする巨人獣。ですが、当たりません。


 空中で、拳銃を発砲し、その反動で微妙に姿勢制御をも行い、次の枝やら幹やらを蹴る少女、まさに森林地帯を空間的、立体的に移動しているわけでありますが、別に不思議装置を使用しているわけではなく、肉体的な能力のみでなしているわけで、素直に言って結構な変態機動でございます。


 放つ銃弾も通常絵の.41ではないようでございまして、不思議技術で持ってして、貫通性能やら炸裂性能を上げているような特殊弾頭でありまして、獣の分厚い皮やら筋肉やらを抜いて、内臓にダメージを与えています。


 さらには、相手のlevelが高いので、


 簡単に相手取っているようにも見えますが、この手の巨人種やらの、身体の大きさを不思議法則で維持している巨大カテゴリ種は、平均的な通常の狩人が、十数人で囲んで狩猟するほどの強さを備えています。


 得られる経験点も爆上がりでございます。

 結果、ガンガンと上がるレベルによって、破壊力増強的なskillをゲットしますので、戦えば戦うほど強くなっていくわけでございます。


「skill”貫通_penetrate”げとー、”炸裂弾_hollow point”げとー、ふきとべー」

「ぎゃはは、出鱈目だー!」


 大笑いしながらガンマンがはしゃぎ、

 少女の弾丸は、.41らしかぬ成果を見せます。


 こう、首のあたりうなじとか盆の窪というあたりから斜め上に銃弾を脳みそがあるあたりに打ち込んだ次の瞬間、硬い頭がい骨の中心で爆裂した銃弾が、圧力をかけて、巨人の目玉を飛び立たせつつ、目やら耳やら口やらから、赤い噴水のように血をあたりに噴き出させます。


 派手でいいな!と喜んでいるガンマンも負けずおとらず、不思議弾丸で持ってして、迫り来る巨人のひざ関節などを、


 不規則に動くそれに向かって、糸でも仕掛けてあるのではなかろうかという、くらいに、百発百中の精度で持ってして、


 撃ち抜いて、倒れ伏した獲物の頭を冷静に打ち砕いていきます。


「マトがでかいと当たりやすいぜー!ヒャッハー」

「ひゃっはー」


 数体の、正確には8匹の、巨人を片付け切ったのはそれから間もなくでありました。

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