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023_腹くちて、駆逐して。

「あさー、で、きょうもlevelぜろー、けいけんてんぜーろー!」

「おー、やっぱやべーなそれ」


 昨晩は、豪華な食事、ゆったりとした露天のお風呂、しっかりとした睡眠を、お楽しみでしたね。


 朝になり、軽く準備体操です。少女さん、本気で動くともう目で追えないくらいの素早になっています。能力値のレベルアップによる上乗せはやはりそのままのようです。


「んじゃ、今日も狩りまくるぞー」

「おー」


 明るいノリで、物騒な獲物をチャキっと構えます。ガンマンさんが持っていた、予備の拳銃と、ライフルを装備して、いざ狩りの始まりでございます。


  コルトM1877、若駒を意味する名前を冠した往年の名銃器です。仕様弾丸は、.41ロングコルト、通称”サンダラー”。

 ウィンチェスター_Winchester rifle M1873。


 師匠とお揃いの装備に少女もニッコニコです。

 服装はいつの間にか白いワンピース、下には青く染められた、デニムのパンツを履いています。

 そして、頭にはテンガロンハットを被ります。

 銀色の髪の毛はその中にまとめられています。


 サイズが自動に修正されていく、不思議衣装ですので、ぶかぶかになることもなく、似合っているわけです。

  

 弾薬の在庫も万全です。

 軽く朝ごはんなどルーティーンも済ませました。


「こっちの方に強い奴がいる気がするぜ」

「やせいのかんだー」


 意気揚々と、行動開始でございます。



 身の丈、50ft、15mほどの人の形をした獣、いわゆる巨人種が、地に倒れふします。

 ズズンと大きな音が響きます。

 そりゃあ、まあ、体重十数万lb、2t近い質量が倒れれば、地面も揺れようというもので。


 不思議パワーで自重を支える必要があってまで、巨大化した人型獣でございますが、自然にはありえない環境適応をしている、わけでございますが、これもまた、混沌が流出している結果であり、そもそも、ここで進化した種族ではない、のではなかろうかなという推測ができるわけでございます。


 密度に対する肉体の強度がかなり良いのではなかろうかという推測もできるわけでございますが、その獣から得られる素材に関しては、それほど普通の大きさの獣と遜色がない肉質でありまして、まさに不思議理論で構成されているお肉であると言えるわけでございます。

 筋肉やら筋繊維やらに限らず骨格やら内臓に至るまで、活性化されている状態とそうでない状態とでは性質がかなり異なってしまう、ようであります。


 つまるところ、不活性化状態、死亡してしまうと、自重で構造上弱いところが潰れてしまうわけであります。ぺしゃんことまではいきませんが。


「たれてるー」

「たれ巨人だなー」


 のんきに感想を述べつつ、次の獲物へと飛び掛る狩人でございました。

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