021_上手に焼けますかー。
”不思議道具の解体台”がででんと目の前に現れます。
その上に、豚頭獣人を乗せます。
ガンマンも力持ちなのであっさりと、持ち上げられますし、サイズ的にちょっと手こずりますが、少女もそのくらいは簡単にやってのけられます。筋力ボーナスもlevelUPで相応に成長しましたので。
で、軽く両手を上げて、手の甲を解体台に向けまして、
「作業開始”Beginn der Operation”」と宣言します。
まあ、いろいろと間違っていることは承知ではあります。
もしくは混ざり合っているのでしょうね。
それは本当に解体作業台なのかというような指摘はどこからかありそうではあります。
いつの間にか、作業に適した服をまとっていたりするガンマンさんであります。
そして両手に、独特な刃物やら器具やらが自動的に装備されてこれまた自然に、自動的に、手早く、目にも止まらないような素早さと、機械のような正確さで、処理を行っていきます。
まさしく”神の手”とかどこからかモノローグが表示されていきそうな業前でございます。
ざっくりと粗末な装備を切り裂き、皮を剥き、脂肪を削ぎ、筋を切り、関節を外しつつ、肉を確保し、内臓を取り除き、同時に洗浄し、綺麗に解体していくわけでございます。
「雌肉だから精巣がないので手間が少ないや、ちょっと楽だなぁ」
「おー」
獲物がヒト型であるのではたから見るとかなり猟奇的な絵面でありますし、のんきにかわす会話もなかなかあれな感じではありますが、お肉の質自体は良さそうな感じでありまして、解体が進むにつれて、日常感が戻ってきたりしています。
解体台の機能で、余分な体液を排除しつつ、お肉の塊を制作するガンマンであります。
少女の方は、じっくりと豚獣人の中身を観察しつつ、手の動きやら、器具の使い方やらを学習していきます。
「ん、job のえらぶさきが、ふえた!」
「お、やったね!」
いえーい、と喜びあうガンマンの青年と少女であります。
手元の台には完全にお肉になった獲物があります。
コロンと転がっている目玉が彼らを見ていたりします。
首から上も余すとこなく素材にするわけでありまして。
「耳のところがコリコリして美味しいのだよねー」
「みみがー」
ヒト種はその経験によって、取得することのできる職種が増えるわけでございまして、
その職業を選択してlevelを上昇させると、skillが入手できるわけでございます。
「ふえたjobはなに?」
「したいしょりぎょうしゃ、と、おにくやさん?」
Butcher ですかね?
可愛らしい少女のお肉屋さん……これは名店になりそうですね(お目目ぐるぐる)




