100_因からの果、DiVA、でわ。
それは何であったのでしょうか?
寒村での”残念な”と呼ばれていた少女さん。
その”残念な”少女を除いて、村人全てを生贄にしてしまった、旅の人。
旅の人は故郷の街を救いたかったのです。
そのまちは、幼児を犠牲にして成り立っていた街で、
彼の近しいヒトも、迷宮に飲まれてしまいました、
後悔だけが残り、それを歪な柱として、生きてきました、
生きてきてしまったのです。
最初は小さな迷宮核でした、
旅人さんは、いく先々で、それに贄を与えて、育てていきました、
願いを叶えるための大きさにするために。
いつもいつも、あの、憎い、子供を飲み込む迷宮を、
消し去ることを願いつつ、
ヒトを喰っていったのです。
最後にその寒村で、村人を生贄にした夜、
一人の少女が例外規定に引っ掛かりました、
それを生贄にすることが、システム的に困難であったのです。
その結果、旅人へと呪いのような効果が発動します、
仕様です。
彼が願ったのは、子供喰らいの迷宮をどうにかする手段を得ること、
当然それを邪魔するような流れになる対象を生贄にすることは、
致命的なエラーを呼び起こすことになるのです。
そして、寒村の”残念な”の少女は、そのケースに、当たります。
ええ、もう、直接的に、そのまんま、事態の解決に充てられる、クリティカルな存在でした。
結果として、旅人は迷宮核に飲まれます。
塩となって消えました。
その寒村に、育ちきってしまった迷宮核を残して、
願望を実現するという機能を育てた、それをです。
村の、教会的な、秩序を維持するためのポイント、アンカーに設置されたそれに、
たどり着いて、願い事を言ったのは、その”残念な”少女でありました。
望みは何か?
そのようなことを、旅人が消え去り、フラットな状態になった、迷宮核が少女に伝え、
少女は、特に深く考えないで、応えたのでした。
「んで、お嬢はなんて願ったんだよ?」
宴会の席で、師匠のガンマンが、弟子の少女に、おちょこ片手に尋ねます。
「なんかいいかんじによろしく!」
迷宮核は願いを叶えました、
つまるところそういう物語であったわけでございます。




