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邪食の旅  作者: カニ猫
0章 邪神目醒める
1/3

邪神誕生(この頃から腹は減っている模様)

今からおよそ150億年前に、宇宙は生まれた。


無に充満していたダークエネルギーとダークマターにより、網目を広げるように世界は拡張し、時、空間、そして真空を形成した。


それから20億年先に一つ、超質量の星が生まれた。その星は長らく一箇所に留まり、己の死を待った。


何億の時の後、その星が大規模な爆発を引き起こした末に、現在の星々が生まれたのである。


そんな星のアダムに、生命のアダムとも呼べる存在もまた生まれた。


彼は、何なのか分からなかった。誇張ではない。当時の宇宙において彼が何者かと問われても、星の誰もが答えることは出来なかった。


無なのか、有なのか、それすら曖昧な存在だった。


彼こそ、邪神であった。

本人だけは、それを理解していた。形も光も質量も曖昧な彼が唯一持っていた"存在"が、邪神なのだ。



彼から自然に神が生まれ、星に住み、また星々も神をのせて散らばった。邪神は、星々を喰らいながら宇宙を浮浪した。


そんな邪神が生まれてから、ざっと飛んで130億年が経ったある日。


邪神はこの世からパッタリと存在を消した。まるでそこに居なかったかのように。


無へと還ったか?それは違う。どこかに住み始めたのか?それも違う。その行方は、星々だけが覚えている。




拙い文ですが、よろしくお願いします!

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