表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

爽やかな朝の物語~blを添えて

作者: ミソットミソシル

草生える

「おはよう!」そう言いながらワイシャツのボタンを止め階段を急いで降りる

「あぁ!朝ごはんは!?」

「いらない」落ちたズボンを上げファスナーを上げながら母の呼びかけに返し「行ってきます!」

そう言って家を飛び出した!

ヤバい!!何コレ!今の俺、めっちゃラノベの主人公っぽい!気持ちいい!

でも朝ごはんを食べなかったのを母が恨めしそうに見ていたのでこれはもう封印しよう…

よぉーーしっ!このまま走るぞ!そしたら必ず!謎の美少女転校生とぶつかって口喧嘩とかしながら最終的には恋に落ちたり…するはず!

俺はそう思いクラウチングスタートの体制になる

「あの子落とし物かしら」

「何も落としてなかったわよ」

「じゃぁただの可哀想子って事!?」

後ろのおばちゃん達が失礼な事を言ってきてうるさいがこれは俺のこれからの恋のため、この黒歴史には俺の青春の一ページとして犠牲になってもらおう

俺は全力で走り出した!

風を切…れてはいないかもしれないが傍から見たらおれは格好良く見えてるはずだと思っとく

そして目的地の交差路に近づく、どんな美少女かと期待に胸を踊らせながら、当たったぁっ…この軽さは間違いなくロリっ子属性の貧乳だ…間違いない俺の長年培ってきた勘が間違いないと言っている

「あぁ、スイマセン!立てますか?良かったら肩貸しますよ」

おれはそう言ってニッコリとした笑顔で手を差し伸べると…そこに居たのはスカした感じのいけ好かない茶髪のイケメンだった…

「あぁ、お願いするよ」

そう言うと俺の手を取り肩に腕を回してきた、手と手を取ったままの方は指と指を絡めていき恋人繋ぎになっている、コイツ何してるんだぁっ

「あの…手が恋人繋ぎになってますよ?」

「はい!」

コイツ何が『はい!』だよこちとらまだ女子とも手繋いだことないんだぞ!

「あ、あの…俺の服の中に手が入ってるんですけど」

「はい!」

だから『はい!』じゃねぇよぉ…何が楽しくて交差路でぶつかった男に肌を弄られなきゃいかんのだ…それに

「あ…あの…何か硬いのが当たっているのですが…」

(当・て・て・ん・の♡)

ゾクゾクゾクッ

と、そんな女性に言われたら嬉しいセリフを俺の耳元で囁いてきた…

「おまっ!ふざっけんなよっ!!俺ぁまだ誰ともヤッた事がない清い体なんだよっ!こっちが下手に出てりゃ調子乗りやがって!…ぶっころ…」

ぶつかりに行った俺が言うのもあれだが今回ばかしはもう仕方がないだろう

「チッ」

舌打ちをして中腰になりながら走っていく

「あっおま!逃げん…!」

「ぺっ!!」

あんにゃろー

ウケる

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ