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プロローグ 『世紀末超現代社会』

 突然ではあるが、遠い遠い昔にさかのぼって話をしよう――。

地球は未曽有の大災害、謎のウイルス、そしてついには氷河期に突入し、全生命体絶滅の危機に陥った。

あらゆる暴力や権力の濫用が横行し、少産多死の超人口減少を迎えることになる・・・。


しかし、人類は強かった!!


 世界政府を結成することで、疲弊に疲弊しきった世界中の国家はついに政治経済において一致団結した。

そしてなによりも彼らは偉人が生み出してきた技術を命を懸けて守り抜いたことで、世界は前人未到の超現代社会にたどり着くことになったのである――――――



『おにーーーーーちゃんッッッッ!!!!!』



 甲高い怒号に鼓膜がぶるぶると震え、おれは思わず啜っていたカップヌードルをディスプレイに吐き出した。

 

『いつまで画面の前にいんの?今日は久しぶりに外に出れるんだからさっさと私の手伝いしてくんない?』


「あっ、ハハハ・・・そうだったな、悪い悪い。」


 おれはすっかり萎えてしまったので、読んでいた小説の続きをこれ以上見ることはなかった。

しかし、それよりも今日は待ちに待った「晴れ」だ。さあ、のびのびと散歩するぞ!

 腰かけていた椅子から文字通り重い腰を上げて、すぐそばのカーテンを思いきり開けた。



"おはようございます、選ばれし同志たち。今日は皆が待ちに待った『晴れ』でございます。植物のように思う存分光を浴びてこの素晴らしい世界に生まれた喜びを分かち合いましょう。"



幼い女の子の電子音声が雲一つない青空の隅々まで響き渡り、その柔らかな声は太陽の光と一緒におれの体全体に染みわたっていく。

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