第164話 鑑定さん、進化する
100000pv達成いたしました!
本当にで嬉しいです。まさかここまでいくとは……!
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してくれなければ貴方の家にスライムを塗りた((ぐぼっ!?←殴られた
『解析が終了しました。起きてください』
ふぁ?
あ、もう終わったのね。早いこと早いこと。
大きく欠伸をし、どれぐらい寝ていたのか気になったために時計へと視線を移した。
ひい、ふう、みい……。あれ? 3時間?
え、鑑定さん3時間で解析しちゃった感じ?
『当たり前じゃないですか。鑑定さんですよ』
ソウダッタネー。
よく見ると日付が変わっていた。
うん。ずっと寝ていた俺も驚きだけど、1つ問題がある。
鑑定さーん。嘘ついただろー。
『そそそそんなわけはありません』
確信犯。
まあ、いいや。1日で情報を収集できる鑑定さんは普通にすごいし。3時間だったら全知全能の称号渡してもいいくらいだよ。ホント。
『全知全能……いい言葉です。そのような称号を貰えるように頑張ります』
誰に?
『貴方に決まっているでしょう』
俺が称号をあげることになるの? って、いつもは逆の立場だよね? 鑑定さんに称号を貰って、俺が叫んで……。
なんか複雑だしもういいや。
ま、鑑定さんがガチで俺を興奮させるような働きぶりをしたら全知全能を授けてやろうではないか。はっはっはっ。
『え、あ、えっと、はい』
引くな。お前が言い出したことだろ。
『では、話を進めていいですか?』
もう勝手にしろ!
『死神の部屋は2つあることは知ってますよね?』
知らん。
『ルーゲラ大森林の遺跡です。この世界に転生した時、見たじゃないですか。ルーゲラバイガルに追いかけ回されたのを忘れましたか?』
そんなことあったなぁ。
『指輪から生み出された空間の歪みと遺跡の最深部にある空間の歪みは一致することがわかりました』
全然そんなもの感じなかったけど。
『私は前から感知系を得意としています。というよりもあの時は貴方がこの世界に来て経験も浅かったので気付けなかったのでしょうね。あれくらい、Dランクの冒険者でも気づけますよ』
そんなに存在感放ってた? 感知ができないただの馬鹿って称号があるけど、そういう意味だったんだな。
『ネーミングセンスが最高ですね』
そうかそうかー。よかったなー。
先を話して。
『このことから結論付け、空間の歪みは2つあったと考えました。遺跡の方がテズで、指輪から生み出される転移型ゲートはシーファの所有するものだと推測できます』
それに関しては同感だ。今までシーファはそういうことを泳がせる発言を何回もしてきた。あの暗い部屋を見て、見覚えがあるとか呟いてたし。
『そして、本題のーー貴方が言うにはロボ子のことです』
生唾を飲み込む。あれは本当にやばかった。あそこで逃げていなければ、今の俺は……。
『恐らく遥か昔に、テズが作り出した機械だと思います』
なんでテズが? あそこはシーファの部屋のはずだろ?
『文献によると、一万年前のシーファは援護型の魔法を使うと有名でした。それに対し、攻めのテズ。例えそのどちらかに勝てる実力者がいても、2人のコンボ攻撃で刃が通ることもなくねじ伏せられるのです』
それに偽りはないんだな?
『殆どの文献にこのことが書いてあります。貴方も見ましたよね?』
空が一瞬赤く染まり、残虐と死に包まれた世界が見えた。それは半年経った今も瞼の裏にこびりついたまま払えない。あれから数ヶ月、夢にも出てきたくらいだ。俺の精神状態にかなりの影響を及ぼしたのはそれを体験して分かる。
確かに、あの光景を見る限り蜘蛛の仮面を被った死神は援護魔法を使っていた。
あそこまでいくと、援護とは言えないが。1人でSランクの魔物を殺してしまいそうだ。
……今のシーファもそんな力持ってそうで怖いけど。
『私にとっては貴方の方が怖いですよ』
どういうことじゃ。
『すでに人間をやめている身なのに、他の人よりも自分は下だと思う心がすごいですよ……』
なにそれ。褒めてるの? けなしてるの?
『けなしてます』
はっきり言うな!
き、気を取り直して次だ。
あれだろ?
シーファは援護魔法が得意だったから、機械を作る魔法は持っていないと。そういうことだろ?
『はい。それが私の計算で導かれた、一番有力な答えです。ですが、極めて当たっている確率は低いかと』
実は持ってました~みたいなことがあるかもしれないからな。
つーか俺って本当にシーファよりも強いん?
『今さら何を……。はっきり言いますが、今の貴方はシーファの2倍は強いのですよ!』
えー、絶対嘘だ。せいぜい同じくらいだろ。な?
『自分が人外だと認めたくないんですね。ぷぷっ』
ぐっ。
言い返せない。
『まあ、機械はテズが作り出したと言うところです。何を目的に作り出したのかまではわかりませんが、戦争にでも応用されたのでしょうね』
そんなもんじゃないかな?
『あと、ツォッカが洗脳に犯されていることがわかりました』
お、調べてくれてたんだ。
予想通りというか、やっぱり?
『それも普通の洗脳ではありません』
ユニークスキルか。
『そうです』
俺はため息をつく。
じゃ、魔王はユニークスキルを二つ持ってるんだな?
『そうです』
同じ言葉を返す鑑定さん。もうなんだか面倒くさい。
『鑑定の能力が向上しました』
は?
『え?』
俺ばかりではなく、鑑定さんまでもが驚いている。自身が発していたのにな。不思議なことだ。
『これは……どういうことでしょう?』
俺が聞きたいよ。何で今。そして何でこのタイミング。
『あ』
ん、どうした?
『消滅と、強制従順です』
はい?
『魔王のスキルですよ!』
え?
『パッと浮かびました。何故でしょうか、今ならなんでも分かる気がします』
鑑定さん、君は最高だ。
魔王のユニークスキルの名前を知れるとか、神すぎる。
それ意味を説明できたりしない?
『わかります……わかりますよ!』
もう全知全能の称号あげるわ。




