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第139話 記憶が戻った

70000pv達成いたしました! 本当ありがとうございまするう。

宜しければ、ブックマーク、評価をしてくださると嬉しいです!

地球のどこかで作者が飛び上がり、宇宙人を引き連れて戻ってきます。

地球侵略じゃ〜。

こんな作者ですが以後よろしくお願いしまするう!

『カゲマル、シーファ、ミライ、シロ、ミィト、プリン、ライラ!』


 ーー!?


『やっ、やっと思い出しましたか……!』


 プリンって美味かった記憶が蘇ってきたぞ……!


『そっちですか……』


 美人声が悔しがる。


 俺たちは今、絶賛記憶を取り戻し中だ。美人声がキーワードを言ってくれるが、全然ピンとこない。でもプリンは思い出した。違う方らしいけど。


『あ』


 ん? どうした?


『今、私を美人声って言いましたよね』


 そうだけど。だって、君のこと知らないし。


『悟は前、私のことを鑑定さんって呼んでくれていました』


 鑑定さん……鑑定さん……お! ビビッときたぞ!


 そうだ、君は鑑定さんだー!


『脳内パリピ!』


 はっ!?


 そうだ、俺は脳内パリピだー!


『和樹!』


 はっ!?


 誰だ、そいつー!


『マジですか』


 いや本当に覚えてないんだって。和樹はなんか名前を聞いただけでイライラするけどそれがなんなのかわからないし。なんか恨みでもあったのかな?


『なんか面倒くさくなってきました』


 ちょっ、鑑定さんが諦めたら俺もう何すればいいのかわからないんですけど。


『もう充分思い出したのでいいと思います』


 うーん。


 って、なんだこれ?


 俺の背中の方向に何かがある感覚。言葉では言い表せないが、背後の空気が揺れているみたいな、そんな感じが全身を駆け巡る。


 俺は後ろを振り向いた。球型のガラス玉が浮いているのが確認できる。恐る恐る近づき、触れてみるとーー。それは粉々に砕けた。


 結局これなんなんだ?


『私にもわかりません』


 と、頭の中の引き出しが重い音を立てて開いた。そこから一つ、記憶が蘇ってくる。


「シーファ……。そう、シーファだ! ミライも思い出した!」


 シーファの顔を想像すると、すぐに浮かんできた。ミライというスカイホースも。


 スカイホース……?


 魔物……。


 うぇぇぇぇぇぇぇいいい!!!!!!


 そうだ、俺は転生してこの世界に来て、仲間と共に行動して、和樹と対峙してる真っ最中だったんだ!


 うん? でも、そのあとどうなったんだ?


『変化呪を発動させ、意識を失いました』


 そっか。で、ここにいると。


『そう推測した方がいいでしょう』


 でもさ、鑑定さんって意識がない俺に話しかけられないの? なーんか嫌な予感がするんだよね。


『やれることはやっているのですが、全部ダメですね。私の言うことを一つも聞きません』


 じゃぁ、あっちの景色は鑑定さんには見えているっていうこと?


『いいえ。あくまでも話しかけられるだけです。私が見えるのは、本体が見ている景色だけなので』


 ふぅん。あ、さっきのガラス玉ってなんだったんだろ?


『記憶を取り戻す物と考えるのが一番近いでしょう。それよりも、ここから出る方法を考えなくては』


 そうだな。


 といっても、全くわからないっすよ。


『念じるのはどうでしょう?』


 よし、わかった。


 俺は出る。ここから出る。出る出る出る出る出る出る出る出る出る出る出る出る出る。


 ビシッと音がして、空に小さな亀裂が入った。おお、この作戦いけるな。


『その調子です。頑張ってください』


 よっしゃあ、やるでぇ〜。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 龍はゆっくりとこちらに振り向き、鋭い眼光で睨みつけてきた。一瞬たじろいだミィトだが、すぐに冷静になる。


 こいつの目的がわからない。和樹が呼び出した魔物なのか? しかし、召喚された魔物は主人に無理やり従わされる。そう考えると、この説はなくなるだろう。


 じゃぁ、こちらの味方か?


 そこでミィトは思い出す。


 ーールトサがさ、僕を虐めてくるんだ……。


 ルトサとは人の名前か?


 ルトサ……ルトサ……。


 反対から読むと、サトル! 悟だったのか! あの龍は!


 俺は悟と思われる龍を鑑定した。


 □■□□■■□

 種□□■■

 状□■□□■

 □ベ□■■□□

 H□□■□□□□■

 ■P□□□■■■□

 ■□□□□■■

 □■□4■□□■

 □■□□□■□

 魔□■□1■■

 《エラーが発生しました》


「なんだ、このステータスは……!?」


 黒と白の記号(?)は点滅を繰り返す。見ているだけで目がおかしくなってきそうだ。


「お前は悟なのか? じゃぁ、その変化を解け」


 このままではまずい。悪い予感がする。


 そして、その予感は的中した。


「グオォォォォォォォォォ……」


 長い長い咆哮だった。ミィトは顔をしかめる。


「ちっ。俺を()()()()……!」


 ふっとなんの違和感もなく龍が消えた。ミィトは後ろへ飛び退く。直後、先ほどまでいた場所が陥没した。そして、地面はミィトを追うかのように次々と窪んでいく。


 もはや、防戦とは言えない。一方的な虐めだった。


 相手の攻撃のパターンを見極めようとするが、それすらも無理だった。


 動きが見えない。


「っ……」


 爪でやられ、右腕が損傷する。激しい痛みが身体中を駆け抜けたが、決して隙は見せなかった。


 しかし。


 このままでは殺られてしまう。今も何箇所か傷が増えている。持久戦はダメだ!


 手を下にかざし、粉雪を出す。前に手を出すと攻撃されてしまうからだ。


 超スピードで後ろに下がっているため、風で粉雪は前へと飛んでいくように錯覚する。そして、粉雪が龍の目に入りーー。


 ほんの一瞬。


 龍の姿が確認できた。


氷槍(アイス・ランス)


 3本の氷の槍が龍に突き刺さる。


 瞬間、信じられないことが起きた。


 龍にたった一つの亀裂が入ったのだ。


 亀裂というよりかは、ひび程度。しかし、龍の体自体にひびが入るなど今まで見たことも、聞いたこともない。


 ……悟ならあり得るかもしれないな。


 前代未聞の出来事はそんな理屈で解決した。


 とにかく、攻撃を叩き込めば何か起こりそうな気がする。悟が意識を取り戻す気がする。


 待っていろよ、悟。俺が助け出してみせる!

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