5話 人間との接触
ゴブリン達と戦ったあと俺はあの場所から離れて、人間の国の近くまで来ていた。
「お!あれがアストラム王国か、城壁がすげー高いなそれに凄く厚そうだな、多分大型の魔物とか人間の戦争で魔法とか使うからだろうな」
俺が人間の国に近寄ったのはこの世界の人間のステータスを見るためだ、人間のステータスを見とかないと、いざっていう時に負ける可能性が有る見といて損は無いはずだ。するとこちらの方に近づいてくる人影が3つ、やばいと思い[潜伏]を発動させる
[潜伏]
そして3つの人影がさらに近づいてくる、段々相手の声が聞こえてくる。
「おい、本当にこっちに白いスライムがいたのかよ」
「あぁ本当だ、もしかして俺の目が信じられないのか?」
「そんなことは言ってないだろ、いつもお前の目には助けて貰ってますよー」
「2人共そんなことはどうでもいいから早く宿屋へ行こーよー私つかれたー」
そんな話をしながら近づいてきたのは男2人、女1人の人族の3人パーティだった、男の方は片方が黒色の髪に無精髭で頭、胸、腹
肘、膝など急所を守るレザーアーマーを身につけていて、腰に武器の短剣を持っている。
もう1人はもう片方の方の男とは違い全身に鉄製と思われる鎧を身につけて大剣を持ち体格の大きい男だった。
そして女の方は魔道士が着ているようなローブを着て三角帽子を被り木で作らてた杖を持っていた、杖はゴブリンが持っていたのとは違って、先の方に赤い玉が付いている。どうやら軽装の男が俺に気づいたらしい、それで珍しい色をした俺を探しに来たみたいだ。
(おいおい、俺が見えたってアストラム王国に入る門から俺の所まで結構距離あるんだよ?どんだけ目がいいんだよ、とりあえず[心眼]で見たら何かわかるか)
[叡智の眼]
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種族︰人族
名前︰ギル
クラス︰盗賊
歳︰19
Lv︰22
HP︰197/143
MP︰121/92
力︰161(30)
魔︰92
防︰148(20)
速︰164
知︰141
スキルポイント︰210
スキル︰短剣術Lv5 潜伏Lv4 火魔法Lv2 生活魔法 気配察知Lv3 鑑定眼Lv2 速力上昇小Lv2
種族スキル︰努力
ユニークスキル︰鷹の目
固有スキル︰
属性適性︰火
称号︰Eランク冒険者
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種族︰人族
名前︰バルド
クラス︰重戦士
歳︰19
Lv︰23
HP︰241/149
MP︰92/92
力︰212(50)
魔︰83
防︰232(65)
速︰92
知︰129
スキルポイント︰220
スキル︰大剣術Lv6 挑発Lv3 生活魔法 筋力上昇小Lv6 防御力上昇中Lv1
種族スキル︰努力
ユニークスキル︰
固有スキル︰
属性適性︰土
称号︰Eランク冒険者
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種族︰人族
名前︰ミーナ
クラス︰魔法使い
歳︰18
Lv︰20
HP︰132/129
MP︰193/121
力︰109(5)
魔︰218(30)
防︰153(25)
速︰142
知︰204
スキルポイント︰185
スキル︰棒術Lv3 火魔法Lv3 水魔法Lv4 風魔法Lv3 土魔法Lv5 生活魔法 魔力上昇中Lv1 知力上昇小Lv4 詠唱短縮Lv1
種族スキル︰努力
ユニークスキル︰
固有スキル︰
属性適性︰火・水・土
称号︰Eランク冒険者
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人族︰世界で最も多い種族であり、寿命が農民などの戦う力を持たないものが約90年、SSSランクの冒険者にもなると200年は生きると言われている。他種族と比べ突出した力を持たないが人族は種族スキル[努力]でステータスの上がり幅を上げたりスキルのLvの上がる速度を上げることが出来る、希に神人族になる者が現れる。
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こちらに来た3人はLvが3人とも20越えだった。どうやら軽装の男はギルという名前でユニークスキル[鷹の目]効果みたいだ
([鷹の目]ってどう考えてもあのスキルのせいで見つけたらしいな、それに彼奴ら今の俺じゃ勝てんし、逃げるか)
するとギルがこっちを見た。
「あ!あそこのやつだって!」
「あ?あれか、確かに白いスライムで珍しいがただのスライムだろ?」
「まぁ、ちょっと待ってろ鑑定するからさ」
「どうせスライムでしょー?倒しちゃえばいいじゃない、もう私めんどくさいー」
どうやら先程見た[気配察知]で俺の場所を見つけたらしい。
(ヤバイヤバイヤバイ!死ぬ!絶対死ぬ!何か話せば止まってくれるかな?それとも殺される前に[溶解]ぶっかけてこっちから手を出すか、クソー!もうどうにでもなれ!)
「ぼ、僕悪い魔物じゃないよ?」
「「「..................」」」
(あれ?黙っちゃったよこの3人やっぱり話さなかったらよかったか?というか今のうちに逃げよ)
俺が逃げようと後ろを向いた瞬間、3人とも一斉に声を上げた。
「「「はぁ!?スライムが喋ったー!」」」
(うるさいなー、耳が痛いじゃないか耳ないけど)
「おい!とういうことだよギルあいつの種族をさっさと教えろ!」
「ちょっと待てや!今鑑定するから.........出た!種族『モンスター』名前は『レイ』」
「この子名前が付いてるんだね珍しい」
「種族『モンスター』?聞いたことねぇな」
「どうやら新種族らしいよ、それに此奴は種族スキルが[生命吸収]ってゆって倒した相手の種族、スキル、ステータスを吸収できるみたいだ」
(おおう、俺どうなるんやろ鑑定されて種族スキルの効果もバレてしまったし殺されるんかな)
「で、こいつどうするよ」
(それ、俺も気になります!)
「ここで殺っといたほうがいいんじゃないかな?」
「ぼ、僕君たちに危害は加えないよ本当だよ」
(ヤバイ死ぬ!とりあえず隙を見て逃げるか攻撃しないと)
するとミーナという名前の女性が俺をいきなり抱き上げた。
「私この子飼っていい?」
「「......はぁ!?」」
「......へ?」