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なんでもないの

なにもあたえないでください

作者: Nemu

『なにもあたえないでください』


その味を覚えてしまいます


物足りなくなってしまいます



君を好きになってしまいます




何も知らない

それがどれほど幸せな事か

『欲』と表されるそれは

とても危険なもの

美味しそう

と思うだけならまだ良い

だけど

食べないなんて思ってはいけない

見るだけ

見ているだけ

それを約束して

何も知ってはいけない

あの花が咲く意味も

あの花が枯れた意味も

何も知らなくて良い

これは僕の望み

だから

君が知りたがる前に

君が知りたがるであろう全てを

僕が消してしまおう


僕は君を知ってしまった


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