ハ一作戦成功ナラズ
最近アクセス解析を見てみると深夜帯に見てる人が多いですね。どうか、お体にはお気をつけください。
「ひとまず燃料が持ってくれれば良いんだが…」
「幸い、燃料そうに開いた穴が小さいようです。」
「だが不安だ…そういえばあの生き残りの最新鋭機はどうした?かなりボロボロだったが…」
「え?機体の横にいるじゃないですか。さっきから必死に手を振ってますよ。」
「あ!本当だ。」
そう言うと、中島は急いで手を振り返す。
「よし。さて、機体の損害は燃料そう以外にないよな?」
「えぇ。ありませんでした。ですが機銃全部が凄まじいほど熱くなっておりまして、暫く冷やさないといけません。」
「了解だ。」
機体番号ノ-中-2と一戦、ニ機は10㎞先の米軍飛行場を目指す。その頃、司令部会議室では司令官、上級士官ニ名、下士官ニ名が今回のハ一作戦のことを話し合っていた。
「ふざけるな!最新鋭爆撃機30機と最新鋭戦闘機50機が戦闘機1機と爆撃機1機を残して全滅!?しかも米軍の世話にまで掛かるとは…なんたる屈辱…。」
「ハ一作戦は失敗してしまい」
「黙れ!失敗などと言うな!縁起が悪い…玉砕と言え。」
「ハ、ハイ。失礼しました。」
「全く…胃が痛い…胃薬を…」
素早く下士官が近づき、胃薬と水を手渡す。
「さて、逃げ帰ってきた者の処罰はどうしたものか…敵前逃亡罪で銃殺刑にでも処するか。」
「幾ら何でも酷いでは御座いませんか。しかも、彼等はかなりの猛者たち。簡単に殺してはもったいない。」
「ムゥ…確かにそうだな…どうしたものか…」
「良い方法がありますよ。とても良い方法がね…」
「ほう、言ってみろ。それはなんなのだ?」
「こ……………………………です」
「お…すば………………よ…………………彼等を………………………しろ。」
今話から、小説の投稿は土日だけになります。