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ー新兵器たちの初陣ー1ハ一作戦決行

1941年8月6日 午前8時28分 満州国ソ連防衛線ハイラル駐屯地より15㎞離れた基地

「これより、今回の作戦を説明する!かのハイラル駐屯地は遂一昨日、防衛軍の必死の奮戦にもかかわらず落とされてしまった。斥候の情報によると、憎きソ連はハイラル駐屯地飛行場に爆撃機数十機、戦闘機数十機を配備したらしい。が、どうやら爆撃機に至っては稼働機が一機もなく、戦闘機もたった数機しか稼働機がないらしい。その為、稼働機が少ない今のうちにハイラル駐屯地を叩く!爆撃隊はなんとしてでも飛行場の使用不能にし、出来れば敵爆撃機を叩くこと。戦闘隊は自分の身を犠牲のしてでも爆撃機を守ること。諸君の武運を祈る!以上。」

そう言うと、上官はスタスタと官舎の方に戻って行った。

そのあと20分の休憩が与えられた。

各搭乗員はあるものは誰かと雑談したり、戦闘隊は自分が乗る戦闘機を見に行ったりと自由に過ごした。

少しだけ雑談を覗いてみよう。

「おい、俺らが乗る爆撃機、いっつもの九七式じゃないらしいぜ。」

「なんだって!?一旦なんなんだろうか…」

そう話すのは中島一家全員である。

「今度はもっと高く飛べて快適なのがいいなあ…」

「馬鹿、爆撃機に快適もクソもあるか。」

そう言うと中島一家羽全員は大笑いしだす。

ちょっと落ち着いてから後部銃手がこうつぶやく。

「俺的にはもうちょっと後部機銃を強力な奴にして欲しい。」

「それよりもっとはやく飛べる様にしてもらいたいなぁ…」

それぞれが愚痴をこぼす。

その時、今迄何処かに行っていた中島一家の親分こと中島 拓哉が2人の20〜23歳くらいの若者を連れてきてこう言った。

「お前ら、今日から俺たち中島一家に新しい家族が増える!さあ、2人とも自己紹介をしろ。」

「「ハ、ハイ!」」

やや上ずった声で2人が返事をする。かなり緊張してる様だが無理もない。だって全員が歳上なのだから。

「今日から配属されました、古田 京介です!第二後部機銃の銃手を務めさせていただきます!ど、どうかよろしくお願いします!!」

そう言うと深々と頭を下げた。

「吉田と同期の雪月 木谷です!上部旋回機銃銃手を務めさせて頂きます!どうか、よ、よろしくお願いします!!!!」

「なあ、あんたら…」

「「ハイ!なんでしょうか!」

「そこまでかとうならんでええで?」

「ですが、先輩方に失礼ですから…」

「ま、まあそれでええか…そうやあ親分、今度俺らが乗る爆撃機ってのはどこが違うんですかい?」

「さて、その話だが、実際に見た方が速いだろう。他の一家も見に行ってるし。付いて来い。」

〜移動中〜

飛行場には戦闘機のパイロットや爆撃機の乗組員がわんさか居た。

「で、でけえ」

その爆撃機は、異常にデカく、機銃が多い。

「親分、この機体はなんて言う名前なんですかい?」

「我が軍初の戦略爆撃機「呑龍」だ。ひとまず乗ってみるか。」

「へ、へい。」

内部に入ってみる。

「げぇ!狭い!」

「文句を言うな。これでも広くしたらしい。」

通路の幅はたった1メートルしかない。

「おお。急に広くなったぞ。」

「ここが操縦席か。中々いいじゃないか九七式よりは…」

『休憩中の搭乗員に次ぐ!もうすぐ出発時刻だ!急いで自分の機体に乗れ!』

「ん?もうか。よしお前ら持ち場につけ。」

「「了解」」

〜数十分後ハイラル駐屯地2㎞手前〜

「木谷!敵戦闘機が接近してきたら頼んだぞ!」

「了解です!!」

「爆撃を絶対に命中させろ!分かったな!」

「わかったぜ親分!腕がなるぜ!」

その時である。

『敵戦闘機ノ大群ガ接近中。』

の電文が入ったのは…

すいません…午後に更新すると言っておいてかなり時間が経ってしまいました…(3日もたっている)

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