うさぎの名前。
「それにしてもうさぎがしゃべるなんて○モのおきてみたい」
ちょっと古いかもしれないけど・・・犬じゃなくてうさぎだけど・・・。
「心の声がだだもれよ。しかも伏せ字の仕方がおかしいわよ」
「えっ!?そう?おかしい?」
というかどうして伏せ字って分かったんだろ?
「おかしいわ。・・・・・・・・・・・・・・そうだ、言いたいことがあったの」
「何かな?」
うさぎが私の目をみつめながら口を開いた。
「いい加減に私の名前を決めてくれない?」
「何言ってんの?決まってるじゃない」
「だっていっつもいっつも私を呼ぶときとかうさぎうさぎ言うじゃない!」
「ちゃんと名前でよんでるじゃない」
「まさか・・・・私の名前って・・・」
恐る恐る・・・といった感じでうさぎが尋ねる。
「うさぎだよ?」
「まじで!?」
「有名なほうがいいかなって」
「有名だけどちょっと違う!」
私が幼いころに有名人と同じ名前だったらなぁ・・・なんて思ったからこの子には同じ思いをしないようにとしたのだ。
「ラビットって名前にするかで3秒悩んだわ」
「悩む時間短くない!?しかもどっちも大して変わらないわ!」
「そんなもんでしょ」
「ある意味凄いわね・・・」
うさぎはなぜか感心したように呟く。
呟くと言えば、ツイッターだツイッターだー。
そうだ、せっかくだし、この状況をツイッターで呟こうか?
『うさぎが喋ったなうー』
呟いてみた。
『ちょw今日エイプリルフールじゃないよw』
返信がきた。
『本当だってばー!』
『はいはい、いつもの事ね(・ω・`)』
なんでこんなに流されちゃうの!?
続編のようで、そうでないような2話。
ウサギと言えばセーラームーンを思い出すと言われました。確かに。