スフィンクスを從魔にしました
今回はスフィンクスを從魔にする話です。
「朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足。これはは何だ」
フェキオン山に座している魔物スフィンクスに遭遇してしまい、いきなり謎々を出された。
「それは人間だ。人間は赤ん坊の時には4足で這い回り、成長すると2足で歩き、老年になると杖をつくから3足になる」
しかし前世の記憶で答えを知っているので即答した。
「・・・・」
スフィンクスは真っ青になり俯いてしまった。
「これまでか」
面目を失ったスピンクスは岩の台座から飛び降りようとした。
【拘束糸】
しかし飛び降りる寸前に糸で拘束した。
「待てよ。谷底へ身を投げる事は認めない。死ぬくらいなら俺の從魔になれ」
「・・・・」
スフィンクスは暫く悩んでいた。
「・・・・分かった。そなたの從魔になろう」
やがて從魔になる事を了承した。
「名前を付けて欲しいのだが」
名前を付けて欲しいと要求された。
「フィンというのはどゔだ」
「・・・・フィンか。かなり安直だが良かろう」
「ス、スフィンクスだ」
「逃げろ」
「喰われる」
街に戻ると大騒ぎになってしまった。
「待って下さい。このスフィンクスは俺の從魔です。人に危害は加えません」
「本当に從魔なのか?」
「絶対に危害を加えないか?」
「喰わないか?」
なんとか從魔だと説明して騒ぎを静めた。
「從魔登録を頼む」
受付嬢に從魔登録を依頼した。
「・・・・分かりました」
受付嬢は真っ青になりながらも、恐々と從魔登録の手続きを行ってくれた。
種族=人族
名前=ニードルスレッド
性別=男性
年齢=24歳
身分=平民
職業=裁縫士
スキル=鑑定、空間魔法、針、糸、海洋生物使役、水属性魔法、状態異常無効、不老
養子=ラハム、ラフル
祝福=ティアマト、アプスー
從魔=カラドリウス、スレイプニル、スフィンクス