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憑かれやすい平凡JD  作者: すなっく
1/3

出会い

日常よ、どこ行った。

「え………なんの話してんの?」





憑かれやすい普通の女子大生と





「きゃ、キャーーーーーーーーーー!!!!!?」





霊感が強すぎて霊媒師レベルの女子大生と




「わ、私……才能ないから。」





何も視えない神社の娘の





ドタバタ心霊コメディ





挿絵(By みてみん)










桜が咲いている。

風が吹いている。

ある春の日、私、滝島由紀(たきしまゆき)はこの私立(しりつ)星彩学園(せいさいがくえん)に入学する。

私立星彩学園は、偏差値が高く、難関大学と名が知れている……つまり。私は難関大学に入れた天才なのだ!

今まで勉強ができない、何もできないとバカにされてきた。

それもそのはず、全て中途半端だったからだ。何をやるにしても、中途半端。そんなの何かできるはずもない。

だが、中途半端をやめ、勉強だけに焦点を当てる事によって、他の事は何も出来ないが、勉強だけはできる。というまぁ充分勝ち組という特性を持つ事ができたのだ。

平凡な家に生まれた、平凡なJKだったけど、今日からは違う。

平凡な家に生まれた、天才なJDなのだ!

点数も結構高かったし、私って才能あるのかも…

由紀はそんな事を考えてから、歩みを進めた。

………否、進めようとした。

「待って!あなた!」

後ろから聞こえた声。

恐らく自分に当てられたものだろう。

そう思い振り返る。

「え、私…?」

「そう!あなた!」

あってたみたい。

そこには茶髪の美人がいた。

なんだよ………美人が私になんの用だ?

「あ……そ、えっと……は!」

そう言って、私に塩を投げてきた。

「え!?な、なに⁉︎やめてよ!」

「あ、ち、違……その…」

少なくともこの調子じゃまともに話せない。

一度落ち着かせなければ。

「だ、大丈夫……怒ってないから、ね?冷静に…」

「こ、来ないでぇ……」

なんなんだ、急に塩を投げたと思ったら、近寄るのを拒むなんて。

どちらにせよ、迷惑極まりない。

時間はあるけど、今逃げなかったらいつ逃げる。

そう考え、すぐに走り出す。

「あ!待って、くださいぃ!」

さっきまで来ないでて言ってたのに…

もう怖い!早く逃げよ!

そうして、私の平凡で平凡じゃない日常(?)が始まったのだった。





挿絵(By みてみん)

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