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転身する者たち  作者: だーびー
1/1

転身する者

初めて小説を書くので拙い点は多くつまらないと思う方も多いでしょうがまぁ我慢してでも見てください。


最近の俺TUEEEEに飽きてきたのでそっち系ではない方向性で書かせてもらいたいです。


頑張りますわ

猛烈な吐き気と倦怠感の中目を覚ますと見慣れぬ風景が広がっていた。

「ここは、どこだ?」

ぱっと見た感じは西洋の街並みだが何か強い違和感が残る。


「俺さっきまで勇真と揉みあいになってマンションから…うっゲホッゲホゲホゲホ」

「はぁはぁ…なんだよこの状況、どうなってんだよ!!!」

周囲から嫌悪と奇異の目を浴びせられる。

「あの、すみません、ここはどこなんですか?」

近くの女性に声をかける。

((〆|$%÷%」2>☆:?))

(は?)

聞き慣れない音が焦りを加速させる。

「な、何を言ってるんですか?」

((:*6%°#|〒*○) )

日本語でも英語でもなんでもない音の羅列がきこえてるくだけだった。

「だ、誰か俺が喋ってる言葉がわかる人はいないのか?!」

((/&_×:=#♪0!))((×:<$€3%:))

心臓の鼓動が早鐘のように激しく打つ。投げかけた問いに対する俺の望む返答は無い…。

(なんだよこれ…夢かそれとも何かのドッキリ?…まさか異世界転移ってやつなのか?)

突飛なことに考えを巡らせていると、何やらガシャガシャという足音が聞こえてくる。野次馬の顔が晴れていく。

(なんだ?警察か何かなのか?)鎧を纏った衛兵隊のような人たちが近づいてくる。俺を視認できる所まで来ると顔をしかめ剣を抜き始めた。

(え、なんで剣を抜いてるんだ?もしかして俺捕まって殺されるのか?)

パニックになり死が頭をよぎった俺は全力で走って逃げる。

[÷々\-/$€♪5「*!!!]何か叫んでいるが取り合う余裕はなかった。幸いあの兵士たちは重そうな甲冑を装備していたので撒くことができた。


人目につかない場所で俺は今置かれている状況を把握してみた。

「これってやっぱり異世界転生ってやつなのか…?」

おかしいとは思うがその他の選択肢がことごとく潰されていく。

「考えても分からないし、とりあえずこれからどうするかの方が問題だな」「一応異世界転生したという体で考えるか」

(考えると言ってもどうしようもなくないかこれ?

何よりも言葉が通じないのがヤバい。異世界転生ってなぜか言葉は通じるんじゃないのかよ)

ぐうぅぅと腹がなっている。

「腹減ったなぁ」空腹、さらにポツポツと雨が降ってきた。

「クッソ雨まで降ってきやがった」

雨風を防げる場所を探す。するととても大きい橋が見えてきた。

「あの橋の下で雨宿りするか」

橋の下は思ったよりも広く風が凌げる場所もあった。

(なんでこんなにいい場所なのにホームレスの1人もいないんだ?)

「まぁ今は1人の方が気が楽か」

あたりももう暗く寂しさや恐怖を紛らわすために自然と独り言を呟いてしまう。

(これからどうすればいいんだろう)

返事のない自問自答が繰り返される。

(今日はここで寝るしかないか…)

眠りにつこうとするとなぜだか涙が溢れてきた。

熱い涙と硬く冷たい橋の下がこの世界が現実であることを教えてくれた。

読んでくれた人ありがとうございます。


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