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パーティが無事に終わり、ゼムスとティーナは静かになったホールに居た。

王座に座るゼムス、そしてその隣にある王妃の椅子に座るティーナ。


「…静かだね。」

「ああ。」


ゼムスは徐ろに立ち上がり被っていた王冠を玉座に置きティーナの手を取る。

ティーナはティアラを取り王妃の椅子に置きゼムスにエスコートされホールから出られるテラスに向かった。

気が付けば夕陽が輝いていた。


「…今更だけど、本当に結婚してくれるの?」

「女に二言は無いわ。」


胸を張って言い切るティーナを見てゼムスは笑った。


「頼りにしてるよ。」

「っ!ちょっとさ…あんまり微笑まないでくれる?」

「えっ?何で?俺、笑い方気持ち悪い?」

「ちっ違う!そうじゃないっ!そうじゃなくて…」

「じゃなくて?」

「笑った顔がイケメン過ぎるからゼムスじゃないみたいで嫌なのっ!」


逃げられないと悟ったティーナは恥ずかし紛れに大きな声で叫ぶと、ゼムスがティーナをひょいて持ち上げて抱っこした。


「そうなの?俺イケメンなの?」

「そっ…そうなんじゃないの?私は知らないわよっ!」

「えっでも今イケメンって言ったよ?」

「空耳よっ!空耳っ!ってか降ろしてよ!」


ゼムスはティーナを降ろしおでこにキスをし、ホールまでエスコートした。


「花、気に入ってくれた?」

「最初は驚いたけどね。よく部屋をジャングルにしようと思ったわね。」

「それ位しないとティーナ、意味調べたりしないでしょ?」


図星をつかれ黙るティーナ。


「ゼムス、貴方いつから私の事好きだったのよ。」

「ずーっと前からだよ。」

「私は貴方のこと友人として好きよ。結婚を了承したけど正直、異性として貴方を好きになれるか分からないわ。…それでも良いの?」

「もちろん。俺の側に居てくれるだけでいい。いつか好きになって欲しいとは思うけど、無理強いはしないよ。」

「…そう。」

「あ。でも俺、側室は置かないからティーナが早く俺の事好きになってくれないと王家直系の血は途切れちゃうよ。」

「えっ!」


ゼムスはティーナの反応を見て笑った。


「今日のドレス凄く似合ってたよ。ティアラとの相性も抜群だった。」

「今更褒めるの!?遅くない?」


ゼムスは楽しそうに笑い、ティーナも釣られて笑う。

この先、異性として好きになれるか分からないがゼムスと一緒に居るのは楽しいし、素の自分で居られるから何とかなるだろうと思ったティーナだった。

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