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「なるほどね。好きになったのね。」

「意見交換をしている時の先生はとても素敵なんですもの…。」


顔を赤らめる二人にマツリドの良さを説明したが二人は顔の良い勉強オタクとしか思えないとはっきり伝えた。


「あんな素敵な人がどうしてまだ結婚されていないのか不思議よね…。」


二人からの共感が得られなかったセシルは勝手に話を進める。


「なんでって…」

「勉強オタクだからでしょ。セシル。目を覚まして!」


一瞬言葉に詰まったナタリーだがティーナがすかざす言った。


「…私もっと先生の事知りたいわ…。」

「そう…。まあ何処が良いのか理解は出来ないけど止めないわ。」

「在学中にお付き合いとかしたら大問題になるから気を付けてね!」

「しかし堅物セシルが恋ねー。」


ナタリーは興味深くセシルを見る。


「ナタリーはどうなの?」

「私は恋の話を聞くだけで十分よ。運命の人に出会うとこの人だ!って分かるって言われるけど絶対嘘よ。」

「えー!?そうなの!?嘘なの?」


ティーナがナタリーを見る。

ナタリーは冷静に言った。


「少なくとも私はそう思ってるわ。だって、そう想いって結婚したはずなのに浮気している既婚者がいるでしょう?正式に第2席へ迎えればいいものを。」

「そうね。私も先生に好意を寄せていてもこの人だとはならなかったわ。」


セシルはナタリーの意見に賛成する。

優雅なお茶会が終わり散歩がてら街に出る事にした3人は大荷物を抱えた兵士を連れたアルゼルとターシャを見付けた。


「あーん、やっぱりさっきのお店の方が良かったかなぁ?」


3人と目が合ったターシャは豊かに育った胸をアルゼルの腕に押し付け甘えた声を出した。


「じゃあ戻るか?」

「うーん…でもぉ疲れちゃたしぃ帰りたいかもぉ。」

「そうか、なら帰るか。」


二人の姿を見送りながら三人は歩き始めた。


「なんじゃあれ。」


ティーナはため息をつき、セシルは見なかったふりをした。


「鼻の下伸ばしちゃって…鏡を見せて差し上げたいわ。王子、貴方の顔は気持ち悪いですわよってね!あれが将来の国王なんて恥ずかしいわ。」

「ナタリーが婚約者になって指導してあげてよ。そしたら王子も立派な国王になれるでしょ?」

「嫌よ。絶対に嫌。…アンタ達には言うけど…あのアホ王子と5歳位の時に婚約者内定してたのよ。」


突然のナタリーの告白に驚く二人。


「驚いたけど…何か納得したわ。」


ティーナと同じ有力貴族でティーナには劣るが学力も悪くないのに第一王子の婚約者候補から外れているのに少し引っかかっていたセシルは言った。


「じゃあ何で今候補から外れているの?」


ティーナはナタリーを問い詰めるとため息をついた。


「破棄したからよ。」


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