表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

97/99

仮初と分かっていても、私はその手の温もりを欲する

 ポーション作りがひと段落したため私は休憩をとる。

 そして、なんとなくメニューを開きフレンドリストを見る。


 チトセ:ログアウト

 ビャクヤ:ログアウト

 ケント:ログアウト

 ムゥ:ログアウト

 スゥ:ログアウト


 フレンド登録している人達は皆ログアウトしていた。まあ、それも当然だろう、もうじきリアルは明日になるのだから。

 実際に聞いたわけじゃないけど、おそらく全員学生だろうし、この時間なら普通は寝るのが当たり前だよね。



 メニューを閉じ、『霊脈ポーション』の味をどうしようかと考えながら休憩をとっていると、ある事を思い出す。


「そうだ。忘れないうちに報酬を受け取っておかないと。」


 そう、ある事とはイベント報酬の受け取りだ。

 イベント報酬のカタログを開きどれにしようか悩む。


「C級は街でも手に入るような消耗品ばかりだからスルーでいいとして、B級も私が欲しいような物は無いなぁ。A級は炎鬼達のスキルや武器に・・あ、コレ良いかも。」


 私は報酬を受け取り、装備を変えて一番近くに居る空鬼に見せる為に社の中に入っていく。





「ねえ空鬼、装備を変えてみたんだけど、どうかな?」


 私は空鬼の元につくとその場でヒラリと一回転して聞いてみる。


「あら?ちょっと見ない間に可愛くなっちゃって♪似合ってるわよ、その浴衣に()()()()()()()()()()()♪」


 今の私の格好は白地に桜模様の和服・・俗に言う和ロリと言った服を着ていて、額には雷鬼と同じくらいの小さな角が二本付いている。


 私が選んだ報酬は『鬼人なりきりセット』といったコスプレ衣装だ。衣装内容は頭装備の『鬼人の角』に『桜花絢爛花吹雪』という全身防具、どちらも見た目重視で性能面では役に立たない装備だ。


「そ、そう?・・似合ってるんだ。」


 私は空鬼に似合っていると言われ、少し照れながら額の角に触れる。


「・・カルーアちゃん、こーこ、此処にいらっしゃい。」


「?」


 空鬼が足を少し開くとそこに座るよう促してきた。私は言われるがまま空鬼の足の間に座る。すると空鬼が後ろから私の頭を撫で始める。


「空鬼?」


 空鬼は無言で頭を撫で続ける。そんな時間が数分経った頃、空鬼が口を開く。


「カルーアちゃんに角が生えたからかしら?娘がもう1人できたみたいで何だか嬉しいわ♪・・いっそ本当に私の娘になっちゃう?」


 唐突にそんな事を言ってくる空鬼。・・当然それは冗談であるだろうし、此処がゲームである時点で叶うことはない。


 ・・だけど。


「・・それも・・悪くないかもね。」




 私は空鬼に頭を撫でられながら、この身を預けるのだった。

 カルーアLv2 女 SP10

 クラス: 《全ての魔物の主(グランド・テイマー)

 HP55

 MP40(+5)

 筋力691

 硬さ627

 速さ776

 器用723

 魔力757

 幸運671(+40)


 武器

 初期図鑑本:MP(+5)


 防具

 鬼人の角(効果無し)New

 桜花絢爛花吹雪(全身防具:効果無し)New

 

 アクセサリー

 懐きの四つ葉:テイム確率中アップ×4、幸運(+40)


 スキル

 《ただ一つの恩恵(ワンオフ・ギフト)》:《全ての魔物の主(グランド・テイマー)

 《ワン・フォー・オール(1人はみんなのために)

 《料理》

 《調薬》

 《???》New

 《クリエイト・ウォーター》

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ