専用フィールドを探索してみた
という訳で私は今、スラミーと一緒に専用フィールドを探索しています。あ、スラミーとはスライムの事です。あの後ヘルプを見て従魔の名前を変えれる事を知り早速この子の名前をスラミーと名付けました。
「あ、また薬草が生えてる。」
探索をしていてわかったことはこのフィールドには採取ポイントは無いものの薬草や毒草、向こうでは入手していない麻痺草や眠り草などが生えていた。
最初はラッキーと思っていたけど、アイテムの詳細を見てみると、此処で取れるアイテムは従魔の食事用で持ち出しができない仕様になっていた。
「スラミー、薬草食べる?」
プルンッとスラミーは反応して薬草に触手を伸ばす。どうやらスラミー、というよりはスライム自体が食欲旺盛なのだろう、今のところ見つけた薬草などは全部食べている。
「それにしても遠いなぁ。」
私が今向かっているのは向こうでは森がある方向だ。現に視界の先には森が見えている。・・・見えてはいるんだが、あれから既に1時間は歩いただろうか、まだ森にはつかない。向こうならとっくについているはずの距離なんだけどなぁ?
私は少し休憩するため近くに生えていた木にもたれかかる。その間抱いていたスラミーを離してあげると一目散に近くに生えていた麻痺草を食べてピョンピョンと跳ねていた。どうやらスラミーは麻痺草が好物なのかな?・・というか、スライムに味覚ってあるんだろうか?
近くに生えていた食用の草を食べ終えるとピョンピョンと跳ねながら私の元に帰ってきた。・・可愛いなぁもう。
「此処を出たらスライムを数匹テイムするのも良いかも。」
私はテキーラの時には感じた事のない高揚感を味わいながらスラミーを抱いた。
さて、もう少しこの至福の時間を堪能していたいが、早く森まで行こうか。私は立ち上がり再び歩き出した。
〜〜〜
それから更に1時間ほど歩いてようやく森まで到着した私は少し休憩をしてから森に入って行く。・・が。
《《マザー森林》は未到達のため解放されておりません。》
と、アナウンスが鳴った。
そうか、向こうで到達してない場所はこっちでは入れないのか。と、現状フィールドの端に辿り着いた私は向こうに戻ることにした。