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《悪鬼夜行》その九

 炎鬼達がスキルを使ってからの戦況は此方が圧倒的に不利となっていた。


 まずは炎鬼。先程までは若干マリーが勝っていた力比べだが《猿天火》なるスキルを使ってからは炎鬼が押し始めてきた。更に炎を纏っている部分には触れているだけで火傷のスリップダメージが入るらしく、マリーのHPが徐々に削られていく。


 次に雹鬼。彼女の放った《猟犬氷縛》は氷犬となった矢が獲物に噛み付く事で小規模爆発を起こし爆破範囲を凍らせると言ったスキルだった。それ自体は噛まれなければ良いだけの話だが、このスキルの恐ろしい所はクールタイムの短さとMP消費が少ないと思われる事だ。

 そのせいで次から次へと放たれる氷犬にスラミーとガルフが先程氷漬けにされてしまった。戦闘不能にはなっていないのでこれは状態異常系のスキルなんだろう。すぐに回復させて戦闘に復帰させたいが、現状私は状態異常を回復するアイテムもスキルも無いため自然に復帰するのを待つしかない。


 最後に雷鬼。彼女の《雷雉》は至ってシンプルだ。空を飛び、雷を纏わせたその翼のような双剣で斬りつけてくる。シンプル故に対空手段を持たない私達には1番厄介な相手だ。



 さて、それらの現状を踏まえて私は1つの賭けをする事にしてみた。炎鬼はマリーが抑えてはいるがこのままだと確実に殺られる。雷鬼は対空手段が無いため攻撃してきた時を狙って反撃しないといけないんだけど、雷鬼はすぐに上空へと退避するためこれも現状あまり有効な手段とは言えない。ならば残る選択肢は1つ。


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 これは私だからこそできる賭けだ。相手はイベントボス、マリーの時の様にあっさりテイムできる保証はない。だけど今の私はチトセが作ってくれた懐きの四つ葉のおかげでテイム率はあの時よりも上がっている。



 さあ、私が勝って雹鬼を仲間にするか、私が負けて終わるか、勝負といこうか。

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