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運営からのお知らせ

 私が教える《滅びの再誕》攻略情報提供会は約2時間程で終わった。と言ってもこれはチトセ達が既に69階層まではソロで到達していたから私は70階層以降の情報だけで良かったからで、最初から教えていたら多分半日は掛かったと思う。


「それで、2人はこれから《滅びの再誕》に挑むの?」


「はい。とりあえずは今日明日中に50階層をクリアしたら1度ログアウトして連続稼動時間をリセット、それから再度挑みに行こうと思います。」


「カルーアからの情報もあるから上手くすれば日曜の間に、そうでなくても来週の日曜までには多分クリア出来るとは予想するよ。」


 2人共休みの間にクリアする気満々だね。だけど実際に体験したから分かる。2人が思ってるほど《滅びの再誕》は優しくはない、必ずソロとは違う何かがあるはずだ。


「慢心はダメだよビャクヤ。ソロでも私がギリギリ勝てた難易度なんだからタッグはそれ以上の難易度に決まってる。私の情報は当てにならない前提で挑まないと足をすくわれるよ?」


「・・うん。そうだね。油断せずに挑むよ。」


「それではカルーアさん、行ってきます!」


 2人は部屋を出るために入り口に向かう。私は2人に見送りの言葉をかける。


「うん、行ってらっしゃ・・待って。」


「え、カルーアさん?」


 危ない危ない、もう少しでまた同じ失敗を繰り返すところだった。


「2人共クリアした時の待ち合わせ場所はどうする?」


「・・あ、ああ!?そうでした!そうですよね、クリアした場合はフレンドも無くなるんでした!」


 チトセも今思い出したのか慌ててこちらに戻って来た。


「どうしましょう、その事を失念していました。どうしましょうビャクヤ?」


「《始まりの街》にあるあの教会で良いんじゃない?ほら僕達が再会した。」


「うん、私もそれで良いかな?チトセもそれで良い?」


「あの教会ですね?分かりました!ではクリアしたらあの場所で再会、という事でよろしいですね?」


「うん、あ、多分クリアする時には連続稼動時間ギリギリだと思うからリアルの次の日・・夜の9時頃にしよう。」


「分かりました。・・では、今度こそ、行ってきます。」


「うん、行ってらっしゃい2人共。」


「うん、行ってきますカルーア。」


 そして今度こそ2人は部屋から出るために入り口に向か・・。


 ピン♪ポン♪パン♪ポーン♪


《運営よりお知らせ致します。本日リアル時間の18時からストーリーイベント《悪鬼夜行》が開催されます。開催期間は本日リアル時間の18時から1週間後の18時までとなり、同時参加プレイヤー人数は1〜4人となります。・・プレイヤーの皆様方、貴方達は悪しき鬼を退治する事が出来るでしょうか?以上、運営からのお知らせでした。》


 ピン♪ポン♪パン♪ポーン♪


「「「・・・。」」」


 どうしてくれよう、この微妙な空気を。

そうです、やっとイベントです!と言っても初のイベントの話になるのであまり期待せずに読んでもらえると精神的に助かります。

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