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野良パーティを組んでみた

「ありがとうございます〜。おかげで助かりました〜。」


 結局、放っておくのも後味が悪いから助けることにした。


「それにしても何であんな・・雪だるまみたいな事になってたの?」


「お恥ずかしい話なんですが〜、お友達と来るはずだったんですけど〜、そのお友達が来れなくなって〜、1人でキャタピラーを狩りに来たら〜、逆にキャタピラーにグルグルにされちゃったんですよ〜。」


 何だか眠くなる喋り方をする人だな。


「え?でもキャタピラーって《恵みの森》最弱の魔物だよね?・・それに返り討ちにあったの?」


「はい〜、私〜、クラスがアコライトなので〜、攻撃はダメダメなんですよ〜。だから糸を解こうにも〜、全然解けなくて〜、諦めて倒されるのを待ってたら〜、何処かに行っちゃって〜、でも〜、グルグルにされてたから〜、動けなくて〜、それで助けを求めてたの〜。」


 あぁ、シスター服着てるから何となくそうじゃないかなって思ってたけど、やっぱりアコライトだったか。

 それも殴りアコじゃなくて純粋な回復系のアコライトならアンデット系以外には攻撃力って無いも同然だし、この人自身のほほんと言うか、おっとりしてると言うか、私より歳上みたいだけど、このまま1人にしたらまた同じ事になりそうな気がするだよね。


「・・。」


 でもまあ、幸い此処はまだ入り口近くだし、すぐに《恵みの森》から出て《魔と共存の街》に帰れるよね?


「えっと、それじゃあもう大丈夫そうだから私は行くね?」


「はい〜。この度は助けていただきありがとうございました〜。では〜。」


 そう言ってお姉さんは奥へと歩いて行く・・。


「って、待って。」


「ん〜?」


「あの、奥に行くんですか?」


「はい〜。」


「1人で?」


「はい〜。」


「・・また、同じような事になったらどうするんですか?」


「ん〜・・その時は〜、その時かと〜。」


 ダメだ、この人をこのまま1人で行かせたらさっきと同じような事になる未来しか見えない。・・よし。


「あの、よかったら一緒に行きませんか?」


「まあ〜、いいの〜?」


「はい。その、何だかお姉さん危なっかしい感じがするので。それに、これも何かの縁かなって。」


「あら〜?貴女も私のお友達と〜、同じ事を言うのね〜?私って〜、そんなに危なっかしいのかな〜?」


 自覚してないのか、そのお友達って人も苦労してるみたいだね。


「まあ、初対面の私が心配になるくらいには危なっかしいかな?」


「む〜。なら〜、私ができるお姉さんってところを〜、見せてあげるわ〜。」


 こうして、私はカルーアとして始めてのフレンド以外のプレイヤーとパーティを組む事になったのだった。

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