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不安な依頼主

「「フィ♪フィ♪フィ♪フィ〜フィ〜フィ〜♪フィフィ〜フィフィ〜フィ〜♪フィ〜フィフィフィ〜フィ〜♪」」


 私の肩でフィオナとフィーナはご機嫌に・・これは歌かな?・・うん、綺麗な歌声が耳に心地良い。


「と、依頼にあったお店は此処かな?」


 今、私がいるのは《魔と共存の街》の3階層第2商業区。

 この階層は多くのプレイヤーやNPCがスイーツ店を経営していて、通称《スイーツ階層》とプレイヤーの間では呼ばれている。

 だが、今回私が此処に来たのは雑用依頼を受けたからだ。

 依頼内容は、臨時ウェイトレス募集で、報酬はお金と好きなスイーツを食べさせてくれるといった内容だった。・・別にスイーツが食べられるからこの依頼を受けたわけじゃない。


「・・よし。入ろう。」


 カラン♪カラン♪


「いらっしゃいませー!」


 店に入ると緑のショートカットをした・・ドライアド?・・いや、よく見るとこれはドライアドと同じドレスをしたプレイヤーだ。へぇ、すごいな。1階層にいるドライアドと並んでも違和感がない。


「お客様?」


 っと、そうだそうだ、依頼で来たんだからそれを伝えないと。


「すみません。臨時ウェイトレス募集って依頼を受けて来たんですけど。」


「ああ!貴女が依頼を受けてくれた子ね。通知が来たってダンが言ってたわ!ダン、依頼を受けてくれた子が来たわよ!」


「うるさいぞ、アン。聞こえてるからもうすこし声を落と・・せ・・っ!?(バッ)」


「!?」


「「フィ!?」」


 奥から現れた男性は女の人・・アンさんだっけ?と、話してるかと思ったら、いつの間にかこっちに急接近していた!


「おい!この2匹はお前の従魔か!?」


「は、はい。そうですけど。」


 な、なんだこの人。いきなり近づいてきたと思ったら肩にいるフィオナとフィーナを凝視してる。


「まさかこの目でフェアリー・プリンセスの実物を見れるとは思わなかったがそうかこの部分はこうなってるのか。やはり掲示板のスクショじゃただでさえ小さいフェアリー・プリンセスの細かな部分はわからないからな。(ブツブツ)」


「「フィ、フィ〜。」」


 な、なんかこの人、目が怖い。フィオナとフィーナも怯えてる。


「はぁ・・ごめんね〜。ダンの奴スイッチ入っちゃったみたいで。ほら、ダン!この子達が怯えてるでしょうが!(ガンッ!)」


「痛ってぇ!何するんだアン!」


「何するんだじゃないよ!この子達が怯えてるって言ってんの!」


「え?あ・・すまん。またやったのか。」


 な、何だったんだろう今のは。・・私、今から此処で働くんだよね?


「「フィ、フィ〜?」」


「うん。何だか不安になってきたよ。」


 仕事が上手くできるかではなく、この人に不安を抱く私だった。


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