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小さな妖精達は笑顔で応える

「ああ、その妖精達は《フェアリー・プリンセス》だね。」


「フェアリー・プリンセス?」


 あの後、私はこの子達が何の魔物か知るためにビャクヤにフレンドチャットをかけた。・・それにしても、フェアリー・プリンセスなんて聞いたことないな?


「ははは、カルーアが知らないのも無理ないと思うよ?フェアリー・プリンセスの目撃情報があったのは最近の話だからね。大方、運営がまたシークレット実装したんじゃないか?って掲示板では話題になってたよ。」


 あ〜、その可能性はあるね。ここの運営、イベント以外はシレッと何かを実装してたりする事よくあるし。


「んー、じゃあこの子達が狙われていたのって何かレアアイテムでも落とすからなの?」


「うん。フェアリー・プリンセスが落とす『高貴なる妖精の涙』って素材があってね。それを装備に使うと装備スキルに《魔力合算》ってスキルがつくみたいだよ?」


 《魔力合算》・・これも知らないスキルだな。


「《魔力合算》ってスキル、強力なの?」


「んー、魔法メインの人なら欲しがるスキルかな。魔力にそれ以外の能力値を一時的に加算するって効果・・ま、使い所は限られるだろうけどね。加算する能力値を増やすたびに消費MPが倍加していくから。」


「なるほど。使い方次第では強力なスキルだね。」


「あとは検証プレイヤーが調べた感じだと、出現確率も相当低いらしくてね。最初のを合わせてまだ10匹ほどしか確認されてないのも狙われる理由の1つかな。」


「そっか・・ありがとうビャクヤ、助かったよ。」


「はは、気にしなくていいよ。あ、そうだ。アクセサリーなんだけど、素材集めに時間が掛かってまだできそうにないんだ。」


「うん、わかった。・・それじゃあ切るね。」


 ・・この子達、そんなにレアな魔物だったんだね。


「クマ〜?」


『フィ♪フィ♪』


『フィ〜♪』


「クマ〜。」


 2匹はマリーと戯れ合うように笑顔で周囲を飛んでいる。・・よし。決めた。


「ねえ?よかったら2匹とも、うちの子にならない?」


『『フィ〜?』』


「私達と一緒に来ない?ってこと。」


『『フィ?フィ〜♪フィ〜♪』』


 2匹は笑顔で私の提案に応える。


「よし。それじゃあ、これからよろしくね。・・テイム。・・テイム。」


《フェアリー・プリンセス(双子:姉)のテイムに成功しました。テイムされたフェアリー・プリンセス(双子:姉)は専用フィールドに転送されます。》


《フェアリー・プリンセス(双子:妹)のテイムに成功しました。テイムされたフェアリー・プリンセス(双子:妹)は専用フィールドに転送されます。》


 こうして、謎の妖精こと2匹のフェアリー・プリンセスを新たに仲間にした私は《魔と共存の街》に帰るのだった。


 ・・・・・・。


「・・ん?」


 あれ?あの子達、なーんか変なとこがあったような・・?

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[一言] 双子の表記があったゾ〉〉フェアリー・プリンセス
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