表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

37/99

笑顔のウェイトレスさん

 《魔と共存の街》であるジャイアントレントの入り口を抜け、暫く進むとそこは淡い幻想的な光で照らされた広大なエレベーターホールになっている。

 ジャイアントレントの中は10階層となっていて1階層は先に述べた通りエレベーターホールとなっており、中央にある巨大な幹の中をエレベーターが行き来している。

 他にはエレベーターが来るのを待っている間に休める緑豊かな自然のある休息場や、ちょっとした食事が取れる・・そうだな、例えるならフードコートのような場所がある。

 私は休息も兼ねてフードコートの空いている席がないか探す。そして私が空いてる席に座るとメニュー画面が現れ、そこには注文できるメニューが載っていた。私が何を頼もうか悩んでいると1人の女性が近づいてきた。


「ゴ、チュウ、モン、キマッ、タ?」


 その女性は緑のドレスに明るい緑の髪をした女性だった。

 但し、人とは違う部分がある。足は根を触手のように使い、背中から伸びている枝は回収したばかりなのだろう、他の人が使った食器を器用に持っている。

 その人と違った部分を持つこの女性は《ドライアド》。此処《魔と共存の街》に住むNPCだ。


「えっと、じゃあ『マンゴージュース』を1つ。」


「カシ、コ、マリ、マシ、タ。」


 ドライアドはニコッ♪と笑顔で注文を聞き、厨房のある方へと向かって行った。

 

「さてと・・この後どうしようかな。」


 注文した品が来るまでの間に次の予定でも考えておこう。


「とりあえずは冒険者クランに寄ってみて、何か良さげな依頼がないか見てみようかな。」


 此処はフルーツを使ったスイーツ店が多いから食べ歩きも良さそうだけど、今の所持金じゃ心許ないからね。それにチトセにアクセサリーを作ってくれたお礼としてスイーツをご馳走するのにもお金はあって損する事はないし。

 

「オマタ、セ、シマシ、タ。」


 と、さっきのドライアドがマンゴージュースを持ってきた。


「ありがとう。」


「・・ドウ、イタシ、マシ、テ。」


 ドライアドはニコッ♪と微笑むと、他の人の注文を聞いたり、食事の終わったテーブルの食器を回収したりと仕事に戻って行った。

 あ、ちなみに言っておくと他にも別のドライアドは居て、その娘達も働いてるからね?さっきの娘が1人で働いてるわけじゃないよ?


「美味しい♪」


 とりあえずは冒険者クランに行くために、エレベーターが降りてくるのを待とう。

 その間、私はマンゴージュースの甘さを堪能するのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ