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二回もざまぁされる予定の中ボス魔王妃様は自由に生きたい  作者: 明。


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聖女様に、あたしはなる!

 魔王の役割について知ってしまったからには、あたしも決断しなければならないだろう。


「オルネース様、あたしは聖女になろうと思う」


「…………え??」


 まあ、そりゃそういう反応になるよな。


「聖女の証の理由がわかった。あたしは聖女としてあたしのやり方で世界あなたを救う。この使い切れない魔力と錬金術は、きっとそのためにあるんだ。優しくて素敵な魔王様、どうか聖女になっても変わらず側において欲しい」


「あ、当たり前だ……。もう、君を手放すつもりなんてない!」


 オルネース様のオネエが消えた……!いやそこはどうでもいいか。

 力強く抱きしめてくる腕を幸せだと思う。


「ラブラブなのだわ〜」


 お互い瞬時に距離を取った。空気読めよ、ベタ!!


「そ、そそそれじゃあユアンと契約する精霊探しをする必要があるわね!」


「そ、そういうわけでそこのベタ!あたしの精霊にならない?あたしとリンクすれば浄化も捗るしヤバそうなら聖なるフレグランスウォーターもあるし」


「するのだわ〜。ベタって名前?」


「いや、ベタは魚の名前だから違う。とおるでどうかな?」


「いいのだわ〜。透なのだわ〜」


 ところでベタは派手な色をしているのがオスだったが、こいつはどっちなんだろ……?まあいいか。

 胸元をチラ見したら印が濃くなった。水と緑と土……農業が捗りそう。あ、道の整備もできるかな!


「ユアン」


「はい?」


「本当にいいの?本当は聖女になんかなりたくないでしょ?」


「あ〜……それはまあはい。でもずっと選択肢としてはあったんです。だってあたしが聖女になれば、オルネース様は死ななくて済みますし」


 もしかしたらなのだけど、聖女の本来役割は魔王を支えることだったのではないかと思うんだ。世界の負債をまとめて背負う魔王と、それを浄化する聖女……みたいな?


「そ、その発想はなかったわ……」


「もしかしたらなのですが、途中聖女が魔王を裏切ったのかなとも思ってます」


 魔王と違って聖女は条件もやり方を知っていれば誰でもなれるものだ。性格破綻者の聖女もありえるのではないだろうか。それか、何らかの理由でゆがまされた、とか?

 ん〜、情報が足りない。それはそのうち調べておくか。


「透〜、ちなみに後どのぐらい精霊と契約したらいいの?」


「火と風と光と闇できゅ。」


 なぜか樹が答えたのはいいんだけど……元気がないね?


「樹……どうしたの?」


「マスターは聖女にふさわしいっきゅ」


「ふさわしいでちゅ〜」


「うん??」


「でもでも!マスターの最初の精霊は樹できゅ!」


「うん」


「2番目は晶でちゅ〜」


「うん」


「3番目が透なの?」


「うん」


 え、これ何を確認されてるの??


「つまり樹のマスターとして樹を1番可愛がるべきなのできゅ」

「よしきた任せろ!」


 樹をもふもふナデナデする。かーわーいーいー。もふもふぅ!!


「晶も晶もでちゅ〜」

「よしきた任せろ!!」


 うちの子達可愛すぎる!しーあーわーせー!

 

「仲良しなのだわ。透も仲良くしたいのだわ。先輩たち、よろしくなのだわ」


「し、仕方ないからよろしくしてるっきゅ」

「よろしくでちゅ〜」 


「じゃあ親睦会でもしておく?」


「樹はくるみクッキーがいいできゅ」


「晶もくるみクッキーがいいでちゅ〜」


「よしきた任せろ。作り置きがあるぞ。オルネース様と透はどうする?お茶会しようかなと思うんだけど」 


「マスターは甘党なのだわ?」


「心配しなくてもユアンのお菓子は上品な程よい甘さだから美味しいわよ」


「そんなお菓子、存在するのだわ?」


 この世界のお菓子甘すぎるんだよな……。甘くない菓子をいつか流行らせてやりたい。なんかみんな甘すぎる菓子は好きじゃなさそうだし……。

 な〜んか違和感があるんだよなぁ……。


「存在するよ。試しに食べてみて」





 そしてみんなでお茶会をしたのだが……。


「美味しいのだわ……」


 呆然とする透。


「気に入ったのならお土産あげるよ」


「嬉しいのだわ!」


 透もあたしのクッキーが気に入ったらしい。


「そーいや新作のカスタードパイ食べる人〜」


「はいできゅ!」

「はーいでちゅ!」

「はいなのだわ!!」

「もちろんいただくわ」


「熱々だから気をつけてな〜」


 カスタードパイ美味しいよな。個人的にはアップルカスタードパイが最高なんだわ。ようやく滑らかで納得のカスタードに成功したんだよね。今仕込んでるりんごのコンポートを使うのが楽しみ。


「サクサクでアツアツでトロトロで……最高できゅ!」

「はぐはぐちゅ!はぐはぐちゅ!」

「!!!(食べるたびに震えてる)」

「お、美味しいわ……最高!」


「ふっふっふ……次回さらに進化したパイを作ってやろうではないか」


『やったーーーーー!!!』


 全員が大喜びした。そして全員あっという間に打ち解けた。やはり美味しいものは正義。樹もすっかり元気にカスタードまみれ…………?


「樹?!」


「ちゅ?!」


 よく見たら晶と透もだ。うーん、樹達のカスタードはもう少し固めにするべきかも。とりあえずカスタードまみれの3匹は纏めて丸洗いしたのだった。

 ちなみに晶が1番嫌がり、洗った直後砂浴びしていた。水洗いは嫌なのかな??

 ちなみに樹は緑の精霊なので水浴び大好き。透は言わずもがな。晶は温泉は好きなんだけど水浴びよりは砂浴びをしたい。そのほうが落ち着くらしい。

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― 新着の感想 ―
そのうちロッ〇リンドォォォォ!!的な何かが出てきそうな気がしてならない…。ポッポちゃん美少女Ver.ってなんかロザなんとかさん似だと勝手に思ってます()
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