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二回もざまぁされる予定の中ボス魔王妃様は自由に生きたい  作者: 明。


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よかろう、ならば発掘だ!

 あたしの魔法が上手くいかないのは、魔力が高すぎて消費しきれていないから。つまり、魔力を適度に消費すればいいのだが、消費する量が問題なのだ。それがわかったのは良かった。結構モルヤシスも頑張ってくれたのだが、作った物の耐久力が足りず壊れる始末。あと、なんか回復量が上がった気がするんだ。解せぬ。


「錬金釜さんであたしの魔力をどうにか…………あ!電池みたいに貯めるんじゃなく、余剰分を結晶化できたらいんじゃね?」


 モノは試しと錬金釜さんに素材として腕輪を入れてみた。錬金釜さんは作動せず、メモが腕輪にくっついていた。


『吸魔石と宝石があれば作成可能。魔力による作成も可能ですが、当然劣化したものとなるため推奨しません。強度等の観点からも、材料を要求します。さらに強度上昇には………』


 メモには丁寧なレシピが書かれていた。


「……マスターの釜はおかしいっきゅ」


 あたしもそう思うよ。なんでだかわからないことは考えてもわからない。そう、バカの考え休むに似たりって奴だ。


「んん………よし!発掘しに行くぞ!」

「なんでそうなるっきゅ!?というか、買えばいい話じゃないっきゅか!?マスター、お金持ちできゅよね!?臭い消しでかなり稼いだっきゅよね!?」


「ん~、実はさぁ、お金は別の事に使いたいんだ。そもそもあたしの家の金って、血税だろ?領民に還元すべきかなって」


「予想外にちゃんとした理由だったっきゅ!!」


 樹たんはあたしをなんだと思っとるんだね。まあ、いいか。というわけで、次の休みに発掘しに行くことになった。





「何故いる」


「足手まといにならないようにします!僕も素材がほしいんです!!」


 まあ、別にモルヤシスはいい。最悪担いで走ろう。軽そうだし。余談だが、モルヤシスも樹に解呪してもらった。悪意はないし反省していると判断したのか、あっさり解いてくれた。

 理由もわかりやすい。ついでだし、連れていくのはかまわない。


「楽しそうだからな!」


 楽しくないわ、バカ。まあ、ホルソマッチョもいい。こいつは何かあっても自己責任だ。


「い、一応君に何かあったら困ると「帰れ」


 王太子は駄目だ。何かあったらどうすんだ。責任取れない。無理。帰れ。お前今崖っぷちなんだよ。余計なことすんなし。


「あの、殿下。僕、ちゃんとユーリフィアン様、守ります。頼りないって解ってます。でも僕、約束守ります。信じて、欲しいです」

「俺も居るから問題ないぞ!」


「…………そうか、では二人に任せた。武運を」


 王太子はアッサリ退散した。以前の彼なら、書類仕事から解放されるし絶対ついていくと聞かなかっただろう。今さらではあるが、王太子なりに変わろうとしているのだろう。



 さて、今から行くのはいわゆる『ダンジョン』という奴だ。誰が何のために作ったのかは不明。ゲームみたいに深い階層ほど良いものがあり、敵も強くなる。ダンジョンの最深部にはダンジョンマスターとダンジョンコアが存在し、破壊するとダンジョンは活動を停止するらしい。

 まあ、欲しいのは吸魔石と宝石なんかだから踏破する必要はないし、問題ないだろう。このダンジョンは大地の恵みとも呼ばれ、鉱石がたくさんとれるんだそうだ。


「じゃ、行くか」


「はい!」

「おう!」


「………と、その前に」


 元気よく返事をした二人が、ガクッとなった。ノリのいい奴らだな。


「これを着てくれ」


【モルヤシスのジャージセット】

モルヤシス専用装備。フル装備するとリラックス効果があり、疲労・肩こりをしにくくなる。魔力消費を四分の一カット。さらに魔力・知力が二倍になる。


【ホルソマッチョのジャージセット】

ノウルキンス=ホルソマッチョ専用装備。フル装備するとリラックス効果があり、疲労しにくくなる。さらに攻撃力・敏捷を二倍に増加する。


「ち、力が……」

「はははははは!速いな!!」


 これでジャージ戦隊が……六人って中途半端だな。いや、某電車の戦隊は六人だったからいいか。ちなみにモルヤシスは黒ライン、ノウルキンスは黄色ライン。カレーキャラだな。食いしん坊だし。


「では、今度こそ行くぞ!」


「はい!」

「応!!」




 そんな感じで探索スタート。


「ユーリフィアン、わからないことがあったら俺に聞けよ!」


「ノウルキンス様、これは?………あら?」


 ゴーレムっぽいのを蹴り砕いたら、消えてしまった。残ったのはビー玉みたいな綺麗な石だ。魔石というらしい。


「そいつは石のなんかだ!」

「違います。あれはストーンゴーレムです。物理が効きにくく、どこかにある字を削れば倒せるんですが……」


 物理で倒しちゃいましたね……と遠い目をしていた。なんかすまん。


「マスターは規格外できゅから。このダンジョンは樹の魔法が効果ありできゅよ!!」


 樹たんがやる気なのはありがたいが、暴発が怖いからなあ……。


 転がる岩の魔物を蹴り飛ばした。ドラゴンなクエストの爆発する岩に酷似していた。蹴り飛ばしたら、割れて消えた。ビー玉みたいな石とツルハシに変わった。


「ノウルキンス様、さっきのは?」


「なんか爆発する奴だ!」

「違います。キラーボマーです。超強力な自爆攻撃をしてきます。生命の危機に瀕すると自爆しやすくなるそうです………ユーリフィアン様は一撃で倒せるようですから、不要な情報かもしれませんけど」


「いえ、次からはモルヤシス様に聞きますね」


 とりあえず、ノウルキンスはこのダンジョンに慣れているが説明には向かないことがよくわかった。今後はモルヤシスに聞こうと思う。彼はあらかじめこのダンジョンについて勉強したらしい。真面目だね。誉めたら嬉しそうに笑っていた。

そういや、ヒーロー本体が出てないな(笑)

探索が終わったら出てくると思いたいです。愉快なぐらいに恋愛してないですわ。

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