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無力を知っている転生者の日常  作者: ゴミ屋敷
1章 異世界で生活していく為に
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8 宿に……そんなことよりお肉がおいしくなかった

 冒険者ギルドに向かって左側の細い道を通り少し歩くと少しきれいな宿屋があった。宿屋の名前は止木とまりぎの宿、通りに面していないせいかあまり人がいなさそうである。


『シン君、あんまり繁盛しているようにはみえないね』

『まぁソフィーさんが教えてくれるんだし大丈夫でしょ』

『もーシン君はすぐそうやってすぐ信用するんだから。私もこの人は大丈夫だとは思うけど』


 中に入ると思ったより人がいた男女比は7:3くらいだ。実際の比率に比べたら女性が多いようだ。みんなさっきのギルドの冒険者たちと比べて優しそうな顔をしているのは考えすぎだろうか。

(いや、そもそもピエールさんの例もあるし見た目がすべてじゃないよな。このフロアは受付があるフリースペースと食堂なのかな。間取りは一緒なのに雰囲気が冒険者ギルドとは大違いだ)

 あとから知ったことだが普通の宿屋はここのようにご飯を食べるスペースはないそうだ。

 ソフィーさんはそのまま奥まで進み受付に立ってい耳のとんがった金髪の女性に話かけた。


「コーシー、久しぶりね。相変わらずこの立地でよく稼いでるわね」

「いらっしゃいませ。あらソフィーじゃないの。何?冒険者に戻ったの?」

「はぁ。ピエールといいあいつらといい何で私の知り合いは同じことを言うかなぁ。違うわよ。この宿にこの子を紹介しに来たの。シン、こちらはこの宿の女将でエルフのコーシーよ」

「はじめまして。シンといいます。よろしくお願いします」

「あら可愛い子達ね。ソフィーの紹介なら大丈夫でしょう。何か困ったことがあったら何でも言ってね。ギルドの職員にも多少は顔が利くから。料金だけど一泊素泊まりで大銅貨5枚と銅貨5枚で朝夜のご飯セットで大銅貨7枚だよ。別に頼むと朝は銅貨7枚、夜は大銅貨1枚と銅貨6枚ね。ご飯の時間は早朝の鐘の1時間後くらいから4時間、夜は午後の鐘から夜の鐘の一時間後くらいまでよ」


 ソフィーさんが多少じゃないでしょうにとボソボソと呟いているが俺は違うことところが気になっていた。


『なぁ今、達って言ってたよな。それに美佳のこと見てないか?』

『うん、眼があってるよ。エルフは精霊が見えるのかもね。悪い人じゃなさそうだしあとでこっそり聞いてみましょう』

「じゃぁ取り合えず7日間素泊まりでお願いします」


 俺は少し計算して銀貨を5枚出した。


「今日から1週間ね。料金は銀貨4枚と大銅貨8枚に銅貨5枚だよ。はい。銀貨5枚だから大銅貨1枚に銅貨5枚のおつりね」

「1週間お世話になります」

「それにしても銀貨出すの早かったね。シン君はどこかの貴族の子ども……じゃないか。服が農民だって語ってるものね。既に夕飯の時間になってるけどご飯はどおする?」

「いただきます」


 俺がさっき硬貨をしまった袋の中から大銅貨2枚を出して渡すとすぐに銅貨3枚が返ってきた。


「私は旦那がご飯作って待ってる頃だからそろそろ帰るわ。コーシーあとはよろしくねー」

「あ、ソフィーさん何から何までありがとうございました。あと払ってもらった冒険者登録料の銀貨返し忘れてました」

「いいのよその位。気になるんだったらたくさん稼げるようになったら返しに来て頂戴。それまで死んだらだめよ。じゃ、またねー」

「はい。いつか返しに伺います」


 ソフィーさんを見送る終わるのを待ってくれていたのか姿が見えなくなるとコーシーさんが部屋の説明をしてくれた。


「ご飯食べる前に荷物置いてきなさい。部屋は上がって2階の1番奥から1つ手前の部屋だよ。ご飯用意して待ってるから急いでね」

「はいすぐに来ます」


 俺は2階に上がり部屋に入ると荷物を置いてすぐに下に戻った。

 食堂のようになっているところの厨房近くのカウンターにコーシーさんがいて俺の夕飯と思われる食事が入ったトレーを空いているテーブルに移動してくれているのが見えた。


「わざわざすみません」

「いいのよ。私も少しお話したかったし。これはサービスよ」


 そういってトレーに入りきらない一皿を置くと俺と向かい合ってコーシーさんが座った。


「受付はいいんですか?」

「大丈夫よ他の子に任せてあるし何かあれば呼びに来るから」

「そうですか。それで話って言うのはなんでしょうか」

「その精霊ちゃんとお話しがしたいんだけど今晩貸してくれないかしら」


 突然の申し出に驚きつつも美佳に聞いてみる


『どうする?さっき話聞いてみようとは言ったけど。俺も一緒の方がいいか?』

『ん。大丈夫だよ。悪い人じゃなさそうだし。いろいろ知ってそうだし』

「こいつも良いと言っているのでどうぞ」

「あら、やっぱり意志疎通ができてるのね。じゃぁご飯の後少し私の部屋に来てね」


 ご飯やなかなかおいしかったが、肉に臭みがあって食べるのに少し抵抗があった。それでも和風のソースのおかげで食べれないほどじゃなかったし、サービスでよくしてもらっているので何も言わずにすべて食べた。スープに少し入っていた肉は臭みがなかったのはなぜだろう。村では野菜と魚ばかりだったで肉に関する記憶がなかった

 ご飯を食べ終わると食堂に美佳を置いて部屋に戻りリュックからジャージを取り出し着替えてベットの上で横になった。すると昼過ぎまで寝ていたのに色々あって疲れていたのか睡魔が訪れいつの間にか深い眠りについたのだった。



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