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無力を知っている転生者の日常  作者: ゴミ屋敷
2章 新人冒険者はじめました
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58 ヒロインは上位精霊様

ハーレムってどうなのでしょう。

 オーガを倒してから2日後の昼、俺は街に戻ってきた。

 今回の収入は血抜きをしていない肉半分と剥いだ皮半分、それに魔物の討伐証明部位すべてだ。そのかわりに残りと2匹分のオーガはアランさんたちの物だ。

 俺はこれらの依頼達成と帰還の報告にピエールさんのいる受付にいく。アランさんたちは一般の受付だ。


「ピエールさん。ただいま戻りました」

「お、シンか久しぶりだな。そうか、今日で最後だったな。どうだ?この1ヶ月で自分の戦闘スタイルと足りないものは見つけられたか?」

「はい」

「そうか。お前ならこれからも大丈夫な気がするよ。まぁ頑張ってくれ」


 自分に必要な物は1ヶ月ではなくこの5日で十分に理解できた。

 まず、仲間が欲しい。魔物が近づいたときは美佳が教えてくれているが、言われたとおり出来るだけ頼らずに生きていけるようにしたい。そのためには仲間が必要だと思う。

 できれば盾職がいい。アランさんと一緒にオーガを倒したときかなり楽だったからな。

 ピエールさんから報酬を貰った俺はアランさんたちと合流した。もう昼時は過ぎているが朝から何も食べてなく腹ペコな俺たちは満腹亭でご飯を食べることになった。

 新商品をたくさん出してからこの時間でも満腹亭に客はたくさんいる。しかし、混雑というほどでもない。皿洗いの見習いたちも比較的楽だろう。メニューには到底限定メニューとして茶碗蒸しが書いてある。まだレシピを公開していないようだ。

 4人で席を取り注文をすると俺は厨房へと入っていく。


「厨房借りてもいいですかー?」


 何の前振りもなく行ってみた。


「ん?シンじゃねーか。また新しい料理でも作るのか?良いぞ使ってくれ。俺も見させてもらう。いいよな?」


 ネイピアさんは笑いながら言う。


 用意したものは卵、塩、こしょう、砂糖、お酢、油だ。

 そうですマヨネーズです。泡だて器はまだ作ってもらっていないので箸を4本くらい持って代用した。

 味見をしたネイピアさんはとても驚いてた。トマトのソース以上だと言っている。レシピを知っていただけなので少し申し訳ない気持ちになった。

 俺はネイピアさんにいくつかの注意等をして席に戻る。


「ただいまです。丁度料理も来たようですね。僕から感謝の気持ちとして、揚げ物料理を更においしくするソースを進呈いたしたいと思います」


 そういって俺は各料理の更にマヨネーズを乗せた。


「白いソースなのね?何が材料なのかしら」

「匂いもとかほとんどないんだな。少し酢の匂いがあるか」

「んー。どんな味なのかなー楽しみー」


 各々が違った反応をする。

 たまに嫌いな人もいるが、この3人の口には合ったようだ。絶賛された。

 料理を楽しんだ後、もう一度感謝の言葉を述べる。


「1週間とても勉強になりました。ありがとうございました」

「姉御にも頼まれてたしな。気にするな。それにしてもシンならすぐにCランクぐらいになれそうだな。まぁその時は俺らはBになってるがな」

「そうね。その時は正式にPTに誘うかもしれないわね」

「また、おいしい料理作ってね」


 アランさんたちと別れた俺は止木の宿に行き、1週間ご飯付で契約をした。ついでに、ここでもマヨネーズを食べたいのでコーシーさんに教えておいた。

 宿の部屋に入ると俺はすぐにジャージに着替えて布団へと入り込む。

(あぁ、布団の感触やっぱりいいな。5日ぶりだもんな)

 そんなことを思っているうちにいつの間にか眠りについていた。


 目が覚める。昨日いつ寝たのか記憶がない。


『ミカー。俺昨日何時頃ねてた?』

『あ、おはよう。布団入ってすぐねてたよ。大体7時位かなぁ。覚えてないの?』

『うん、いつの間にって感じ。因みに今何時位かわかる?』

『もうとっくに朝の鐘も鳴ってるよ』

『マジか』


 どうやらかなりの時間寝ていたようだ。13時間以上はいくらなんでも長すぎる。

(途中で目が覚めたような気がするんだけどなあぁ。その時にしっかり起きればよかった。でもまぁ、急ぐ用もないしいいか)


『そういえばシン君。これからどうするの?』

『ん?東門付近でウルフとか狩るつもりだけど?』

『そうじゃなくて当面の目的だよ』

『あー。とりあえずDランク目指して頑張るよ。あとは良い攻撃方法探しと鐘稼ぎかなぁ』

『攻撃方法?あの水じゃだめなの?』

『あれじゃ時間かかるだろ。それに今は良いけどBランク位の魔物になると聞かなくなると思うんだ』

『え、どうして?』

『ミカはなんで生物が呼吸がしているかわかる?』

『酸素を体に取り入れる為でしょ?』

『うん、俺もそう思う。じゃぁその酸素はどうやって使われてる?』

『どうって……あ!』

『そういう事、高ランクの魔物は血がなくなるって言ってたよね。ってことは酸素が必要じゃ無くなるってことだと思うんだよね』

『確かにそれは結構な問題だね……』

『まぁ、Bランクの魔物と戦うようになるまでにはかなり時間があると思うからゆっくり考えるけどな』

『そうだね。私も応援してるから頑張ってね』


 俺はこれからのことを考えた。そしてあることを思い出して美佳に切り出した。


『ありがとう。そうだ、ミカ。これからコーシーさんに頼んで契約しないか』

『うん。良いよ。本当に私でいいのね?中位の水の精霊じゃなくてもいいのね?』

『もちろんだよ。俺はミカにお願いしたい』


ハンナさんみたいな食いしん坊が好きです。ヒロインにはなりませんが

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