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無力を知っている転生者の日常  作者: ゴミ屋敷
2章 新人冒険者はじめました
57/72

57 結局俺の専用魔法

遅くなった

 オーガの棍棒を大盾で防ぐアランさんを見ていると美佳の叫び声が聞こえた。

 美佳が指をさす指す方向を見るとオーガが森から出てきたところだった。

 距離はアランさん達の方が近いがオーガは何故か俺を見てる。その距離およそ100メートル。こちらに向かってゆっくり歩いてきている。

 きっとサーチの範囲外なのだろう。オーガとの戦闘に集中している3人はまだ気付かない。

 俺が一番余裕のありそうなエミーさんに知らせるとアランさんたちに任せると言ってこっちに来てくれた。


「あの、向こうは大丈夫なのでしょうか?」

「時間を掛ければアランさん1人でも倒せる位よ。知能も高くないしね。あとは、ハンナちゃんが何発か魔法を打ち込めば終わるわ。私たちはそれが終わるまであいつの注意を引きながら時間を稼ぐわよ。大丈夫見て分かる通り動きは遅いから。ウルフを避けられるんだから決定打は与えられないかもしれないけど攻撃を避けるくらい簡単よ。まぁ、危ないから一応後ろに下がって見ててね」


 そういうと炎の玉をオーガに向かって放つ。当たるが全く傷を負った様子はない、少し赤い肌が黒っぽくなったくらいだ。しかし、そのおかげで視線は俺からエミーさんに移った。

 アランさんの方を見ると丁度ハンナさんが魔法を放ったところだった。同じ炎属性の魔法だと思うがエミーさんの放ったそれより小さく少し明るい色をしていた。そしてかなり速いスピードでオーガに向かっていった。そしてその結果も全然違った。アランさんが相手にしているオーガは片方の足に大きなダメージを負った。これでもともと遅い俊敏さが更に遅くなる事だろう。

(エミーさんの言った通り後数発で倒せそうだな。それにしてもなんで連発しないのだろうか。すればすぐにでも倒せそうなのにな)

 そんなことを思いながら2体目のオーガの方に視線を戻す。

 エミーさんはオーガの棍棒を持っていない左手に位置取りをして大きく動きながら攻撃を避けている。確かにあれなら俺にも出来るかもしない。

 そう思い回避役の交代を申し出たが、一撃で致命傷になるという理由で断られてしまった。

 会話をしても邪魔にしかならないので見て学ぶことにした。5分後1体目を倒し終えたアランさん、ハンナさんが合流する。


「ごめん、まさか2体目が出てくるとは思ってなかったから、魔力切れちゃった」

「おいおい、エミーじゃ高火力のそんなに打てないぞ。なんでキレたんだ?いつもならもっと打てるよな?」

「さっきまでロックシープとかホーンラビットに魔法をたくさん使ってたから……」

「マジか……。そういえばシン。ホーンラビットを気絶させた方法は使えないのか?」

「行けるとは思います。出来たら足とかに傷を負わせてくれると助かるのですが」


 そこにエミーさんから声がかかる。距離は離れているのでかなり大きな声でだ。


「アランさーん。そろそろ代わって欲しいんですけどー!」


 その声にせかされるようにアランさんがオーガの元へ走る。交代時にエミーさんに支持を出したようで、戻ってきたエミーさんは時間をかけハンナさんが先ほど放ったのに近い魔法をオーガの足元に打った。


「あとはシン君が何かするのね?近づきすぎちゃだめよ?」

「はい。気を付けます」


 そういってオーガに集中する。ハンナさんとエミーさんが何か会話をしているがもうほとんど聞こえない。

 俺は純水をイメージする。大きさは直径3メートルの球だ。そこであることに気付く。

(あ、純水を作りだすときは強いイメージが必要なのか。ってことはハンナさんの威力が高い炎も相談だろうな。普段イメージしているものと離れているほどイメージの安定に時間がかかるという事か……)

 そんなことを考えながらも球をもオーガの頭部に持っていく。

 アランさんに当たらないように、尚且つオーガの頭が球から出ないように気を付けて操作をする。

 さすがにCランクの魔物だからだろうか。2分経っても動きが落ちることはない。ただもがいてはいるので一応苦しいのだろう。

 俺もそろそろ水の移動にかかる魔力量が増えてきたので少し前に作ったもう一つの球との交換を試みる。

 替えると当時に息を吸われるとかなりの長期戦になる可能性があるので確実にするためにアランさんに腹を1発殴ってもらった。空気を吐き出したすきに使ってた方の球の維持を解き、もう片方を頭部に移動させた。

 どのくらい耐えられるか予想はできていなかったがそれから2分位たちもう一つの球を用意しようかという時にオーガは崩れ落ちた。

 その後アランさんが3発で首を切り落としオーガ討伐は終わった。

 2匹のオーガから魔石を取り皮を剥ぎ終えるとテントに戻って少し休憩をとることになった。

 さすがのアランさんたちも疲れたようだ。

 休憩中に水魔法を教えて欲しいとハンナさんに頼まれた。

 魔法の新しい考えなどはそれだけで一つの財産らしくエミーさんがハンナさんを窘めていた。一応広めないことを条件に水に含まれる不純物について少し話したが、理解してもらえなかった。

 不純物が入ってるなど考えられないらしく、イメージも出来ないので結局水属性の改善はできなかった。




 


どうしても文が短くならない。

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