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無力を知っている転生者の日常  作者: ゴミ屋敷
2章 新人冒険者はじめました
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56 やっと山場

鑑定結果って手抜きだと思った。

 2日目は何事もなく過ぎて行った。夜営の時も魔物に襲われることはなかった。アランさんの話だと魔物とのエンカウント率も合わせてかなり少ないそうだ。

 3日目の朝、アランさんにどうするか尋ねられた。


「シン、今日は3日目だがどうする?砦に向かうか?」

「砦は見てみたいのですが、初の外泊で疲れが抜けきらないのでもう少し実力がついてからにしたいと思います」

「そうか、じゃぁもう帰るか?」

「えっと、提案なんですけど、今すぐ帰ると1日余ると思うので半日ほど、魔物の狩りだけを目的に行動しませんか?」

「それがしたいならいいけど、なんでだ?」

「街の近くに行けば行くほど冒険者が多くなるので血抜きをしながら戦うってしにくいと思うんですよね。目立ちますし。なので今のうちに溜めきたいなと」


 理由を聞いたハンナさんはすぐに賛成してくれ、その流れでここ一帯で狩りをすることになった。テントを片付けずそれを集合場所にするようだ。もし何か不測の事態が起きた場合は上空に属性を問わず魔法を打ち上げろとのこと。

 今回の組み分けはまた俺とアランさんの組み合わせになった。分かれて散策する理由と組み合わせの理由を尋ねる。


「俺がいれば何かあっても大体守れるからな。あと森に入らなきゃ危ない魔物は出てこないからなわざわざ固まる必要もない」


 とのことだった。きっとハンナさんはすごい勢いで狩るのだろう。目が少しぎらついている。

 狩りの最中思い出したことがあった。それは魔物の鑑定だ。


ゴブリン 魔物


身体能力 F

魔力量  G

魔法練度 なし



ウルフ 魔物


身体能力 D

魔力量  G

魔法練度 なし



ホーンラビット 魔物


身体能力 E

魔力量  E

魔法練度 なし


ロックシープ


身体能力 F

魔力量  E

魔法練度 土 E


 それぞれ以上のような能力値だった。そして近づく前に遠くから見た杖を持ったゴブリン。アランさんの話だといずれかの魔法を使えるらしい。


ゴブリン+ 魔物

身体能力 G

魔力用  G

魔法練度 水 G


 残念なことに水属性ではあったが上位種2体目にして遂に攻撃魔法を使える魔物を見つけた。

(ゴブリン+って……本当に上位種なのだろうか?先人達がそう決めたのなら従うけどさ……なんか違うだろ)

 因みにロックシープというのは岩のように固い羊だ。襲ってはこないが倒しに難い。魔法も自身の硬化の為だけに使っていた。勿論溺死させましたが。

 この魔物かなり固いが気絶すると魔法が解かれ柔らかくなった。食べるのが今から楽しみである。

 こんな調子で2時間ほどたつと突然に上空に雷が奔った。


「!緊急時の合図だ。シン、少し離れてついてこい」


 そういうとアランさんは走りだしてします。

 テントで合流した時、エミーさんとハンナさんは体のいたるところを血でにじませていた。


「いったいどうしたんですか?」


 俺はあまりにも驚いて大きな声を上げてしまう


「シン君落ち着いて、緊急とこの傷は全く関係ないから」

「じゃぁその傷は?緊急はなんだ?」


 俺を落ち着かせようとしたエミーさんに更にアランさんが聞く。


「そこまで緊急ってほどでもないんだけどね。さっきまで私たち森近くを歩いてたんだけど突然、オーガがお供連れて出てきたから一応伝えようと思って」

「傷はねーホーンラビットの角とかウルフの最後のあがきにかすったりしたのよね。いやー血抜きって難しいねー。成功率半分くらいだったよー」


 ハンナさんも全然焦った様子はない。


「あのー。オーガというのは???」

「Cランクの魔物だな。ま、Cランクと認められるために必要な魔物の1体だからそんなに強くない。俺たちで十分勝てる魔物だ」

「そうだよ。どうするシン君見たかったら戦ってもいいし。すぐ片付けて逃げてもいいわよ」

「お供にゴブリンの上位種もいたからシン君の訓練にもなると思うよー」


 3人が俺を見る。これだけ言うんだ余裕で勝てるのだろう。それなら俺の返事は決まっている。


「行きたいです。勉強させてもらいます」


 森の方へ歩いていくと確かにでっかい魔物がいた。お供のゴブリンもいつものゴブリンより一回り大きい気がする。

 俺は勿論鑑定をした。


オーガ  魔物


身体能力 D

魔力量  E

魔法練度 炎 E


ハイゴブリン 魔物


身体能力 E

魔力量  F

魔法練度 なし


ゴブリンメイジ


身体能力 F

魔力量  E

魔法練度 炎 F


ゴブリンファイター 魔物


身体能力 E

魔力量  F

魔法練度 なし


 きっとこのゴブリン達が本当の上位種なのだろう。


「3体か。シンは棍棒持った奴、ハンナは杖、エミーは剣を持った奴を頼む。俺はオーガの足止めをする」


 そういってアランさんは棍棒を持った赤い巨大に向かって走って行った。体調はアランさんの1,5倍くらいある。大丈夫なのだろうか。


「じゃぁ私たちも行きましょう。アランさんに近づけさせちゃ駄目よ」

「あのゴブリンはねー、下位だけど一応Dランクの魔物なの。でも人型だからウルフより戦いやすいはずだよー」


 そういって2人も行ってしまった。

 俺は当たり前のようにある程度近づくと投擲用の短剣を投げる。念の為、2本を膝、頭の順に。

 結果的に両方防がれることもなく刺さりハイゴブリンは倒れた。

(でも、いつもと違いしっかり防ごうとはしてたな)

 俺は一息つくと上位種を瞬殺してアランさんに加勢する2人の背中を見送った。

 

『シン君、あれ見て!!』

感想にて貴重なアドバイスをいただきました。

これからは出来るだけ読みやすさを意識したいと思います。

変わるといいな。

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