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無力を知っている転生者の日常  作者: ゴミ屋敷
2章 新人冒険者はじめました
49/72

49 初戦闘

やっとです。

 素晴らしい朝が来た。希望の朝だ。なんていたって3週間の間、トレーニングと戦闘訓練を受け、昨日やっと防具と武器を買い冒険に出る準備が出来たのだ。身体能力がEになった時以上にテンションが上がっている。その証拠に昨日はなかなか寝付けなかった。さらに早朝の鐘が鳴る前に起きてしまった。

(そういえば初めてのバドミントンの大会、こういう時は体を動かすに限るな)

 俺は朝の水浴びをした後、昨日のように2時間ほど試行錯誤しながら投擲の練習をする。朝ごはんを食べ終わり少し食後の休憩をしているとアランさんたちが来た。


「あ、おはようございます。来てもらえるのは昼の鐘の時かその2時間位前かと思っていました」

「いや、時間は惜しいし午後はそれなりに人が多くなるからな。今日から6日間はこの時間から外にでるぞ」

「よーし、じゃぁ買い物行こー」

「え?ハンナさん。買い物は昨日行きましたよね?」

「シン君。一応外で昼を過ごすことになるし、何が起こるか分からないから食べるものを持っていくのは基本よ?」


 俺の質問に対しハンナさんの代わりにエミーさんが答えてくれた。


「なるほど。屋台とかで買うんですか?」

「何言ってんだ?俺たちはもう魔法の鞄を持ってるからいいけどよ。普通は屋台で売ってるような食べ物を運べないだろ。雑貨屋で売ってる保存食を持っていくんだよ。まずいが我慢しろよ。嫌なら現地調達だ」

「雑貨屋に食べ物が売ってるんですね……。あ、一応このリュック魔法鞄なんで大丈夫です」


(魔法鞄もっててよかった。まずいご飯とか耐えられないからな)


「マジか……。まぁいい、じゃぁ水を入れておける容器を買いにいくか」


 約1時間位かけて色々な食べ物や水を入れる容器という名の竹の筒を買った。現地で肉を焼きたいから火打石も買いたいということを伝えたら「火打石とはなんだ?」と聞かれてしまった。火をつけたかったら魔導具を買えとのこと。魔法で出来てしまうことが多いため発達しなかった道具があるのだろう。

 まぁそんなこんなで準備も終わり俺は初めて東門から外に出た。


「一応敵の説明をするわね。まず魔物の強さだけ草原地帯は基本的に森の最初の方と同じようなのが出てくるわ。奥に行けばいくほど強く、多くの魔力を持った魔物が出てくるわ。そんなに大きく変化はしないけど南に向かっていっても魔物は強さ強くなるわ。だから慣れてきたら森の中に入るのではなく南の砦の方に向かった方が少しずつ実力を上げられると思うわ。あなた、魔物の説明お願いね」

「分かった。まぁこの辺は魔物はいないから森の方に歩きながら説明するぞ。一応整備されてる道の方を歩こう。で、魔物だが色々な種類がいる。まず向こうから襲ってくる魔物と近づかない限り攻撃をしてこない魔物がいるな。常時依頼があるのは前者の魔物だ。ゴブリンやウルフなんかがそれだな。襲ってこない魔物は常時依頼こそ出てはいないが旨いからな。料亭などから依頼が出てることが多いな。まぁ、それは自分で確認してくれ。ここまではいいか?」

「はい。あ、襲ってこない魔物はどのようなのがいるのですか?」

「ウサギみたいなやつとか羊みたいなやつだな。見つけても不用意に近づくなよ?結構強いから」

「わかりました」

「まぁそれよりも襲ってくる魔物の方だ。こいつらを俺たちはアクティブと呼んでいる。この手のモンスターは上位種が現れやすい。ゴブリンなんかは特に多くてなほとんどが棍棒を武器にしているが中には剣、弓、杖などを使ってるやつもいる。一応階級別に名称がある。たとえばゴブリンナイトとかだな。あと、基本3体から10体で束になっているが5体を超えていたら上位種が混ざっている可能性も考えた方が良い」

「2匹以下の時はまずいないと?」

「可能性は0ではないがな。上位種はリーダー的存在になるからほとんどないだろうな。ほらこんな話をしていたらご登場だぜ」


 そう言われて目線をアランさんから前に向けると道の奥から3体の緑色の肌をした小人のようなものが歩いてきていた。草原でこちらが気付いているのだ向こうも勿論気付いている。


「あれがゴブリンですか?」

「そうだ。よかったな今回は上位種はいなさそうだぞ」

「さてシン君の初戦闘かな。3体いるけどどうする?全部1人で頑張ってみようか。勿論危なそうになったら助けるよ」


 エミーさんが楽しそうに言う。


「3体、頑張ってみます」


(よし。慎重にいこう)

 俺はゴブリンが近づいてくるのを待つ。そして戦闘のゴブリンに向かって投擲用に買った短剣を投げる。ゴブリンは動きが遅いから狙いやすかった。短剣は狙い通りゴブリンの眉間に刺さり刺さったゴブリンは倒れる。それを確認すると俺は作ってもらった短い方の短剣を右手で逆手に持ちゴブリン達へと走って行った。

 ゴブリンの大きさはアランさんやエミーさんのように大人からすれば小さい敵かもしれないが育ちざかりの俺からすると少し高かった。

 そのようなことを少し気にしつつゴブリンとすれ違いざまに右手に持った短剣で首を切る。3週間続けたダッシュのおかげか分からないがゴブリンが攻撃の準備を終える前に初撃を与えられた。そしてそのまま正面にいるゴブリンに短剣を突き刺す。これだけでゴブリン達は倒れた。すれ違いざまに首を切ったゴブリンがまだ少し動いているのでとどめを刺す

 こうして俺の初戦闘はあっという間に終わった。

み、短い。

縦よみPDFが読めないのは私だけでしょうか

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