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無力を知っている転生者の日常  作者: ゴミ屋敷
2章 新人冒険者はじめました
38/72

38 説明回ぱーと2 水属性の絶望

「ステータスですか?」

「そうだ。お前の今の大体の強さがわかる。便利だろ?」

「えぇ……。そうですね」


(俺の眼鏡が特別だと思ってたのに。こんなアイテムあるのか)


「かなり高価なものだから絶対に落とすなよ?」

「気を付けます」

「じゃぁ鑑定版の両脇についてるとってのところをつかんで手を前に伸ばしてくれ」

「はい」


 俺は体脂肪も同時に測れる体重計を思い出しながら言われたとおりにその体制をとる。ピエールさんが近づき板を触りながら何がをつぶやくと板から全身の熱を吸い取られるような感覚に襲われた。ほんの少しだけだったが今までに感じたことのない感覚に驚いて俺は板から手を放してしまった。それを予想してたのだろう。板はピエールさんがしっかりと抑えていた。


「驚いたか?今感じたのが魔力の流れだから、覚えておけ今後絶対に必要になるぞ。えっとステータスはと……」


 先ほどまで何もかいてなかった半透明の板に文字が浮かびあがっているのが見えた。



シン


身体能力  E

魔力量   B

魔法練度  水 G


(眼鏡での鑑定よりずいぶん得られる情報が少ないんだな。板の半分しか使ってないや)

 今まで得られていた情報の方が詳細なことに少し安堵をおぼえると同時に、黙っているピエールを不思議に思い声をかける。


「あの、ピエールさん?なにかおかしいところが?」

「ん?ああ、いやないぞ。少し驚いてただけだ。今からこのステータスについて説明するが何から聞きたい?」

「えっと……。全部聞きたいですが、じゃぁ驚いたところからお願いします」

「全体的に驚いたんだがな。じゃぁ1から説明するぞ。まず、身体能力だ。Eだと何となく低い気がするかもしれないが、これは鍛えれば上がっていく。上になるほど上がりにくくはなるし。稀に全く上がらないやつもいるがな。何に驚いたかというと。お前位の子供はGやEがほとんどなんだ。まぁ少し頑張ればEには行くから毎日走っていたことを考えると納得はできるな」

「上がらない人は自分で気付けないのですか?」

「うむ。あまり詳しくは分かってないが限界に個人差があるみたいなんだよな。限界だと思い込んでても突如上がることもあるしな。俺の身体能力はAでおそらくこれ以上上がらないと思うが夢見て訓練はしちゃうんだよな」


 俺は前に見たピエールさんの身体適正がSだったのを思い出したが、言うのを思いとどまった。


「いつかSになれると良いですね」

「そうだな。シンに抜かれないように頑張るよ。で、次だ。魔力量と使える魔法に関しては生まれ持った物がすべてだ。魔力に関しては全員が持っているものではあるが魔法に関しては使えない人もいる。魔力量がBっていうのは人族にしてはかなり多い方だ。訓練次第では一流の冒険者になれるぞ。確かソフィーもBだった気がするぞ。あまり人に言っちゃいけないんだがなシンだったらいいだろ。他の人には言うなよ?」

「はい。では、最後の魔法練度について教えてください」

「魔法練度は言葉通り魔法の練度だ、板の情報を見てみろ。これだとシンは水属性の魔法のみが使えるということだ。練度は身体能力と同じで鍛えると上がっていく。魔法を使ったことがないのだからGって言うのは当然だな」

「えっと、魔法練度に関しては何に驚いたのですか?」

「……。さっき一流冒険者になれるって言ったばかりで悪いんだが驚いたのは使える魔法の数だ。普通魔力量がC以上の者は2種類以上使えるんだ」

「そうですか……。でも水を極めればいいじゃないですか」

「そうだな。中には1種類だけを極めてるやつもいる。魔力量がCあればある程度戦えるからな。でもシンの場合は属性が悪い。水魔法ってのは一番使い勝手が悪い魔法と言われているんだ」


 それを聞いたとき、今まで見てきたほとんどの人のステータスが水魔法の練度が上がっていなかったことを思い出した。


「な、なんでですか?」

「魔法ってのは使い手のイメージや応用次第で色々使い勝手が変わるんだけどな。たとえば炎を出すときに大きさや熱さなどをある程度決められるわけだ。そこで使う魔力が変わってくるわけだが水に関しては魔力に対して出せる水が他の属性に圧倒的に少ない。さらに基本的な使い方は塊をぶつけたり壁を作って攻撃を止めたりするわけだが考えてみてくれ。岩や炎の塊をぶつけるのと水の塊をぶつけるのどっちが効果があると思う?」

「か、考えるまでもなく水ではないですね」

「だろ?壁の方も考えてくれ。岩や矢が飛んできます。水の壁と岩の壁どちらを使う?」

「で、でも炎を止められそうです」

「岩でもできるだろう」

「そのとおりですね……」


 水属性が使われない理由は分かったがせっかく魔法の存在する世界に来たのだ。出来れば魔法を使いたい気持ちはある。挫けない気持ちを持って頑張ってみようと決意をする。その後のピエールさんの言葉に俺の心はさらに挫けそうになるのだった。


「まぁ、中には水属性の魔法を極めようとするやつもいるが、大成した奴は見たことないな。ほとんどが全盛職になるが違う場所で働いている。まぁ、一応このまま他の魔法の説明もするか。知ることは必要だしな」




雷のせい

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