29 準備
投稿忘れてました。
宿に着いた。
『はい、なんか色々あって草むしりやることになっちゃいました』
『シン君が面倒事に巻き込まれるのって珍しいよね……。この世界では最初の山賊に襲われたとき以来じゃない?』
『うん。なるべく、関わらないようにしてたからね。それに今回もまだ面倒事になると決まったわけじゃないよ。文句を言われないように完璧に済ませればきっと何も言われない。あとは目立たないように黙々とやります』
『でもシン君草むしりしたことある?』
『……ミカの家の手伝いなら』
『あーそうだったね。でも貴族の家だよ?きっとしっかりと整えないと絶対に文句言われるよ』
『うん。だからこそのこの作戦会議なのです。出来るだけ準備しないと』
『そうだね。じゃぁ、明日することを考えておこうか』
『時間はたっぷりあるのでゆっくり起きてまずピエールさんのところに行こうと思う。で、一応下見に行って……。そのあとに準備かなぁ?ほかに何かすべきことある?』
『そうね。いろんな人に聞いてみるのがいいと思う。庭があるかわからないけどソフィーさんを訪ねてみたらどうかな?』
『あ、確かに。借りてたお金も返さないといけないし。そうしよう』
こうして作戦会議は終了した。その後は夕飯を食べたりしながら今日のこと、特に城壁周りを走ったこととかを話しながら就寝時間までを過ごした。結局腕力などが上がった気がしないので身体能力は持久力を表すという結論にもなった。
そして次の日の朝である。早朝の鐘で起きるなんて習慣は2日で消えました。朝の鐘で起き、というより美佳に起こされ朝食を食べギルドに向かった。
「ピエールさん。おはようございます』」
「来たなシン、昨日渡すって言ったものだ。迷惑料と思ってもらってくれ」
「ありがたく貰いますね」
渡されたのは箱。別に高級そうではない。開けると少し古そうな鎌が入っていた。
「昔、かっこいい武器にあこがれてた時にな、その先に鎖がついている武器をつかってみようとしたんだがな。使いこなせなくてそのあとは薬草採り用として使ってたんだ。昨日軽く手入れしたから切れ味は良いと思うぞ」
「ありがとうございます。それにしてもピエールさんにそんな過去があったんですね」
「過去の話ってほど長い間じゃねぇが、恥ずかしい話だ。ひろめるなよ?」
ピエールさんが笑いながら言う。
「わかってますよ。言いません」
「うむ。で、今日は依頼は何か受けるのか?」
「いえ、下見に行こうかと」
「そうか、それは良い判断だ。俺には手入れとはわからないが、ソフィのやつならある程度わかるんじゃないか?」
「はい。一応そのつもりです」
「おう、じゃ何かあったら俺に言えよ。貴族からの理不尽に対してはある程度だが庇えるからな」
「何かあったら全力で逃げてきますね。では行ってきます」
ギルドを出て俺自身初の貴族エリアに行く。貴族エリアは1つ1つの家が大きい。家っていうか屋敷だ。さすがに城主の館ほどではないがそれでもかなりの大きさがある。1つ1つが小さな学校くらいあり門には兵士がいる。この兵士たちは騎士団だろうか?それとも私兵なのだろうか。日本と違って土地などに住民税などはかからないだろうが、貴族様たちはどうやってお金を稼いでいるのだろうか。
(全員がソフィさんたちのように騎士団じゃないだろうしなぁ。さすがに……。ま、いいか)
色々と考えている間にあの貴族の屋敷についた。おそらくここだろうという場所だが……。なぜおそらくか?この屋敷だけ明らかに庭に手入れがされていない。ほかの屋敷の庭はかなり整っていた。専門にしていると思われる人が作業をしている家もあった。
(専門の人がいるならなんでそっちに頼まないんだろう……絶対商業ギルド経由でも頼めるよな。需要はあるだろうし)
そんなことを考えながら色々な庭と見比べてどの程度やればいいかを考える。考えんながら西門から北に向かった突き当りにあるよう兵団の訓練場に向かう。訓練場にはさすがに番をしている兵士はいなかった。
(ま、当然だよな。兵士ばっかのところにさすがに入らないだろうし、さてどうやってソフィさんを見つけようか……)
丁度通りかかった兵士に声を掛ける。
「すみません。ソフィーさんかロピタルさんに会いたいんですが、どうしたら会えますか?」
「ん、なんだ入団希望か?あと10年くらいたってから来るんだな」
「いえ、ただの知り合いで会いに来たんです。シンが来てるって言ってくれればわかると思います」
「へー知り合いかぁ。まぁ伝えてみるよ。一応訓練中だからロピタル隊長はこれないかもしれないけど一応まっとけ」
そういって一般兵Aさんは奥へと入っていった。約10分後、兵士さんの言った通りソフィーさんが来てくれた。
「あら、本当にシン君じゃない。また満腹亭のオーナーかと思ったわ。どう?冒険者慣れた?」
「えぇ、まぁまだFになったばかりなので冒険者のようなことはほとんどしてませんが」
「へぇ、ほとんどってことは少しはしてるのかしら?今日は何か用事?」
「薬草採取ですけどね。今日は少し教えてほしい事があって……」
「そう、じゃぁせっかくだしご飯でも食べながら話しましょうか」
ソフィーさんが訓練の恰好から着替えてくるのを待ち俺たちは満腹亭へと向かった。
実のない話を書いているのがつらいです。どうやったらすぐEランクに慣れるのだろうか……。




