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無力を知っている転生者の日常  作者: ゴミ屋敷
1章 異世界で生活していく為に
27/72

27 俺歓喜

「やっぱり、見つけられないものなんですか?」

「そうだな。慣れるとと1時間で1束ぐらい取れるぞ、遠目からでもある程度わかるようになるからな。で、どのくらい採れたんだ?この時間だと3束くらいか?」


 俺はリュックにしまっていたリュックから薬草の束を取り出して受付のカウンターに乗せる。


「全部で12束あります」

「……」


 黙るピエールさん


「マジか……。まとまってる場所でも運よく見つけたんだよな?」

「いえ、1回あたりは1束くらいしか取れませんでしたよ(ちょっとずるしましたけど)」


 気持ち鼻を高くしてピエールさんだけに聞こえるくらいの声で話す。


「ベテランの冒険者でもこんなに持って来たりしねぇよ。シンお前いったい何者なんだよ。違う2つ名つくぞ」

「それは勘弁してください」

「まぁ、わかったとりあえず品質調べて報酬用意するから待ってろ。銀貨1枚しか用意してなかったからな……」


 そういってピエールさんは奥に薬草を持って行った。


『もしかして持ってき過ぎたかな?』

『いいんじゃないの?いっぱいポイント取れて100ポイントすぐ貯まるよ。今回だけで24ポイントだもんあと4日で終わるね』

『そうだな。明日からは城壁見回りの依頼も受けたいし。ランニングがてらな』

『昨日いっぱいお金も入ったから訓練中のことも考えなくていいしね』

『うん、訓練もそうだけど、楽しみだな、魔法。鑑定した感じだと魔力は多いみたいだけど全然感じられないんだよねぇ』

『ふ~ん。私は結構わかるけどなぁ。なんて言うか感覚だからアドバイスとかはあげられなさそう』

『そっか……。ま、訓練のときにわかるでしょう』


 そんなことを話しているとピエールさんが戻ってきた。


「薬草は確認した。魔力草はなしで品質も問題ない。報酬の銀貨6枚だ」

「ありがとうございます」

「それにしてもいったいどんな魔法使ったんだ?もし何か方法があってもあまり広めるなよ?せっかくお前が薬草作りの依頼受けてくれて残りが少なくなったってロウバァも喜んでたんだから他の冒険者が真似したらロウバァの愚痴がふえちまうよ」

「大丈夫ですよ。企業秘密なので誰にも言いませんよ」


 笑いながらそう言う。

(ロウバァさんあまり人と関わりがあるようには見えなかったけど愚痴とは言うんだなぁ。ちょっと意外)


「さすがに疲れたので今日は休みますね」

「だろうな。普通こんな長い間外歩きまわる新人なんていねぇよ。明日の為にもしっかり休め」

「はい。では……」


 ギルドを出て宿に向かう。さすがに9時間歩き続けて屈んだり立ったりを繰り返すというのはつらいものがある。いつもの筋トレよりきつかったかもしれない。

(きっと明日はこの世界で初の筋肉痛になるかなぁ。それにしもてピエールさんの言い方だと新人じゃない冒険者は一日中歩いているみたいな言い方だったな。全員が全員そうではないと思うけども、そのくらいのことをやっている人もいるんだろうなぁ。こんな長時間誰も襲ってこないか精神をすり減らすなんて俺にはできそうにないな)


 そんなことを考えながら宿に戻る。宿での夕食は揚げ物が多かった。ジャガイモだけでなくゴボウやニンジンなど他の野菜も色々とチップスになっていた。うれしかったのは肉料理、これは照り焼きだ。醤油があるから誰かしらが作っているかもしれないとは思っていたが、食べられるとは思っていなかった。むしろ作りに行こうかと考えていたくらいだ。

 こんな小さなことで幸せな気持ちになって部屋に戻る。今日は疲れたししっかりマッサージをして寝よう。筋トレはなしだ。


 次の日の朝、やはり疲れていたのか早朝の鐘では起きず朝の鐘の30分くらい前に起きた。何故わかるか?我らが美佳さんが教えてくれましたとも。

 ジャージから着替えて眼鏡をして朝ごはんを食べに下に降りる前、筋肉痛に全くなってない事、逆に少し体が軽いことに気付き自分を鑑定した。


シン 人族 10歳


身体能力   E

身体能力適正 A

魔力量    B

適正魔法属性 水(D)

魔法練度   G


装備品 頭:なし

    上半身:布のTシャツ

    下半身:布のズボン

    靴:俊敏の靴


 となっていた。お分かり頂けただろうか?身体能力がEに上がっているのである。この街に来てからたまに確認することはあったが初の変化である。


『ミカ!ステータス!身体能力あがった!』

『よかったね。毎日の努力がやっと報われたね』

『うんうん。もしかしたら魔物倒さないと上がらないのかなぁ。とか思ってたけどあがって本当に良かった』

『そんなこと思ってたんだ?もしそうだったら騎士団の人たち強くなれないじゃん』

『確かに!割と心配してて気づきもしなかった!やる気出てきたー。すぐにEランクになってやるぞ』

『シンがそんなにテンション上がるのって珍しいよね。確かに目に見える形で上がるとうれしいけのはわかるけどさ。張り切り過ぎて悪い方向にならないようにね……』

『わかった。気を付けるよ。でもうれしいなぁ』


 俺はそのうれしさを出来るだけ抑えて朝ごはんを食べてギルドに向かった。あとから美佳やコーシーさんに聞いた話だと。ずっとニニヤニヤしてて気持ち悪かったとのこと。


 能力が上がってかなりテンションが上がってしまった。






トラブルおきないかなぁ

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