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無力を知っている転生者の日常  作者: ゴミ屋敷
1章 異世界で生活していく為に
24/72

24 結局料理で金儲け

すみません。帰宅時間が遅くなるので投稿時間をずらしました。

奥に行ってからわずか1時間後ブレーズさんは戻ってきた。


「たしかにお玉に穴が空いてたら料理だけとれるな。なんで誰も思いつかなかったんだろうな」

「スープなんかが具ごとよそいますし、揚げ物も出たばかりですからね。忙しくて出なかっただけでそのうち出たと思いますよ」

「もうすでに落ち着き始めてるとは思うがな……。それでこっちの細い木の棒は何のために作らせたんだ?」

「これはですね……。こうやって持って物を挟んで持ち上げたりするのですよ。食事に使えます。」


そういって俺は作ってもらった箸を使って硬貨をつかんで見せる。箸の持ちての部分は木にしてもらっている。もちろん熱が伝わらないようにだ。


「ほう。それは便利そうだな。どれ、かしてみろ。……難しいな。シンはよくつかえるな」

「まぁ、慣れですから。あの、今更なんですが、お代は……」

「お代か。作っといて言うのもなんだが、普通オーダーメイドで作るときは金貨1枚以上かかるんだがそんな大金持ってないよな」

「……はい」


 持っているわけもないので正直に話す。


「そしたら、この2つは商業ギルドに売ろう。その収入から俺に払ってくれればいいぞ」

「でもこんなすぐ真似できそうなもの買ってくれるんですかね?」


(簡単に真似できるものを買っても何の得もないだろうに)


「なんだ知らないのか?ギルドは買い取ったレシピなんかを売って金を回収するときと情報を公開して使う人が金を払う2パターンがあるんだ。もちろん商業ギルドに登録している店にのみ対象だがほとんどが登録しているからな十分意味があるんだよ」

「そうなんですか。じゃぁそうさせてください。でも箸の方はまだ誰も使えないと思うので穴空きお玉の方だけにしておきます

「そうか。そういえば一応この後用事あるんだろ?これを使う用事か?」

「えぇ、揚げ物料理を作るので」

「ほぅ……。見に行ってもいいか?」

「えっと。オーナーに確認してみないと」

「それで構わん」


 満腹亭に戻る。ネイピアさんに説明すると快く承諾してくれた。


「まさか’鍛冶馬鹿’のブレーズがくるとはな。シン知り合いだったのか」

「いえほぼ初対面です。配達であったくらいで」

「よくそれで作って貰えたな」

「新しい道具を来るんだから当たり前じゃろう。何の複雑でもないものだったしな」

「そういうもんかね。おしシン時間もいい頃だしそろそろ作ってくれ」

「わかりました」


 俺は油を熱する。高熱になる前に薄くスライスをしておいたジャガイモを入れる。すぐ火が通るので焦げる前にあげる。本当は網のお玉がほしいがさっき作ってもらった穴あきお玉で救い上げる。最後に塩をパラパふりかける。コンビニとかで売ってるような味ではないだろうがおいしいはずだ。

 次に小麦粉をまぶしてあった肉に卵を絡める。そしてパン粉で覆う。あとは高温になっている油に投入。いい色になったら箸で持ち上げる。


 この後は唐揚げのときと同じように実食とネイピアさんに料理の説明をする。穴あきお玉も高評価だ。


「こっちのジャガイモチップスもどうぞ。おやつ感覚ですが」

「おう、いただこう。手で食べるんだな。……うまい。これはうまい。酒がほしくなるな。夜のつまみに今日から売ろう」


 ネイピアさんが興奮気味にいう。


「それとシン。今ちょっとその箸って言う道具を使ってみたんだがうまくできないんだ。教えてくれないか?」

「えぇ、かまいません」


 俺はピークの時間になるまでネイピアさんとブレーズさんを含む4人に箸の持ち方を教えた。そして今、ネイピアさんとブレーズさんに商業ギルドにつれて行かれた。

 何しにここにつれてこられたかはとても明快で売るためだ。豚カツは誰も真似できないからという理由で、箸は使い方がわからないという理由で見送った。


商業ギルドに入ると少しざわつく。二人とも有名人なのかもしれない。特にブレーズさん。視線にさらされ名が受付まで来た。


「これは、これは、鍛冶馬鹿のブレーズに満腹亭オーナーのネイピア、それにそちらは……新人の冒険者でしたね。本日はどのようなご用件で?」

「「アイディを売りに来た」」

「えっとお二人でですか?」

「いやこいつだ」


 背中を押されて受付の前に出される


「それはそれは、一体何を売ってもらえるのでしょうか、この間の唐揚げのようなものだと期待しますね」

「えっと野菜を薄くスライスして物を油で揚げたものとあとは揚げ物を簡単にすくえる道具です」


 チップスと穴あきお玉の実物を見せる。


「なるほど。これは良いアイディアです。唐揚げほどではありませんがいい売り上げになりそうです」

「実はな、唐揚げもこいつの考えた料理だんだよ」


 ネイピアさんが暴露する。その瞬間受付の職員がニヤっと笑ったような気がした。

(ま、気のせいだろう)

 2つは金貨3枚になった。野菜のチップスはいろんな類似品が出てくるということで金貨2枚になった。俺は2枚をブレーズさんに渡した。ブレーズさんは受け取らずにガハハと笑いながら言う。


「いいもの見せてもらったし今回はサービスだ。またなんかあったら来い。作ってやる。武器だってサービスしてやるからな」


 こうして臨時収入を得て俺の休日は終わった。次の日にあんなことになるとはこのときはまだ考えてもいなかった。





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