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無力を知っている転生者の日常  作者: ゴミ屋敷
1章 異世界で生活していく為に
22/72

22 Fランクだよ

 朝だ。もうこの生活も慣れてきた。早朝の鐘が鳴る直前に起きることもあるくらいには慣れた。

 ギルドに向かいながら話す。

『ミカ、第1回の作戦会議から1週間たったけど第2回は必要かな?』

『んー。お金はどうなの?』

『いまのところこの街に来たとき時よりほんの少し増えてるな!第1回から見ると銀貨にして5枚増加してるよ』

『じゃぁ、現状維持でいいんじゃない。それよりこれからはあまり人に対してその眼鏡の力を使うの避けた方がよさそうね』

『そうだな。そういえば、コーシーさんの名前についてる’ジ’について聞いたらミカに聞くように促されたんだが、知ってる?』

『んー。それはねー……秘密かな。いつか教えてあげるから今は聞かないでおいて』

『……わかったよ』


 最近はぐらかされることが多いなと感じつつもギルドについたのでいつもの依頼を開始する。なれたもので息切れもしない。配達もいろんな場所に行かされて大手のお店の場所はほとんどわかるようになってきた。お金を貯めたら絶対に鍛冶屋に行って箸を作ってもらうんだ。

 そんなことを思っているうちに依頼貼りまで終わらせてピエールさんに依頼終了を告げに行く。


「お速かったな。日に日に速くなってるんじゃないか。とても悲しい話だが今日でこの依頼おしまいな?」

「……。え?なんでですか?」

「なんでだと思う?予想してみな」


 ピエールさんがニヤニヤしながらいう。

(なんだろう……。あ、でもこの依頼がおわりってことはもしかして……)


「100ポイント溜まったんですかね?」

「そういうことだ。いま103ポイントになった。今この時点よりFランクだ。ギルドカードも更新しておいたぞ。Fランクの説明はいるか?」

「お願いします」

「じゃぁ、Gランクとの違いを説明しよう。依頼はいまの早朝のやつ以外受けられなくなるものは無い。あまり効率のいい依頼は少ないが是非やってほしいくらいだ。Fランクの依頼は街の外に出るものが増えてくる。魔物の討伐とかはないがな。なんか質問あるか?」

「Eランクに上がるにはポイントはどのくらい必要ですか?」

「今回も100ポイントだ。ただFランクの依頼はポイントも少し高くなってるからもう少し早くEランクにはなれると思うぞ。まぁ頑張ってくれ」


 話を終え宿に戻り朝ごはんを食べ、部屋へと戻る。


『なんか突然だったけどFランクになったので今日の依頼は休もうと思うんだけどどうかな?』

『いいんじゃない?何かやりたいことでもあるの?』

『う~ん。まずは薬屋に挨拶かなぁ。次からはFランクの依頼中心に受けたいし。まぁ何があるかわからないから何とも言えないけど』

『それだけなら今日も傷薬の依頼受けちゃえばいいんじゃない?』

『それとね、Fランクになったら満腹亭に行って新しい料理作ろうかと思ってたんだけどどうかな?』

『いいと思うけど、何作るの?』

『どうしようかなぁ。確か豚カツとかってパン粉と卵つかうんだよね?それかハンバーグを考えてたんだけどひき肉を見た記憶がないんだよね』

『ひき肉なら作ればいいのに、でもまぁ豚カツは良いかもね。新しい揚げ物料理だし』

『その時はご指導よろしくお願いします。残った時間は筋トレと休息に充てたいと思います』


 こうして急遽、今日丸1日が休暇となった。

 昨日までよりはやく朝の鐘が鳴って一時間後くらいに薬屋にむかった。ロウバァさんにFランクになった報告ととりあえずはFランクの依頼を受けることを考えているから当分は来ないことを告げる。いつもより早く行ったのはこの後に行く満腹亭が11時を過ぎると客が多すぎて会話なんてできないからだ。

 そして予定通りに10時頃ネイピアさんを訪ねた。


「お、シンじゃねぇか。どうしたんだ?早めのランチか?」

「いえ、新しい料理できたかなぁと思ってきたのですが」

「んー。色々試してはいるんだが、納得出来るものにならなくてな」

「そうでしたか、実は新しい料理の案を持ってきたのですが、もしよければ今日まかない作らせてもらってもいいですかね」

「お、それは楽しみだ。ぜひ作ってくれ厨房にあるものは何でも使っていいから。なんだったら魔物の肉も使っていいぞ。あ、もちろん作るときは後ろで見させてもらうからな」

「は、はい。ありがとうございます」


 すんなり受け入れてくれたので喜んでいるとネイピアさんが大声をだした。


「お前ら、今日の昼はシンがめっちゃうまいもんを作ってくれるぞ!ガッツリ働いて腹を空かせておけ。この前病気で倒れてたやつらも期待しておけよ」


 そういうと周りから歓声が上がる。

(あんまりハードルあげないでほしい)


『……ミカさん。おいしい豚カツの作りからレクチャーお願いします』

『もーシン君ったらしょうがないなー』


 美佳は心なしか嬉しそうに返事をする。さてネイピアさんがまた金貨5、6枚稼げるような料理になることを祈って料理を作るとしますか。


 こうしてこの世界に来てから2種類目の揚げ物料理作成が始まった。



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