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無力を知っている転生者の日常  作者: ゴミ屋敷
1章 異世界で生活していく為に
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12 マッチョ+ハゲ=優しい人柄

 バイトというものを経験したことはないが友達との会話を思い出すかぎりこんな感じなのだろう。そう考えながらお疲れ様ですと挨拶し裏口から店を出ようとするとネイピアさんに読みとめられた。


「シン、今日はご苦労だった。評価の紙を書いておいた。初めてとはほかの見習いとも差はなかったよ。助かった。明日もくるか?」


 そういわれて聞かなければいけないことを想いだした。


「ありがとうございます。依頼が空いてたら来ようと思います。それとギルドから依頼をまた載せておくか聞くように言われたのですがどうしますか」

「ちょっとまってろ」


 ネイピアさんは何かをしに裏口から出て行ってしまった。5分くらい経つと手に紙を持って戻ってきた


「依頼の再発行はしなくていい。その代りこれを受付に渡してくれ」


(あれ……明日も来るかって聞いたに依頼しないのか……なんかダメなところでもあったのかな)

 褒められて浮かれていた気持ちが一気に覚めてしまい。しかしそれを表に出さないようにわかりましたと言い、評価の紙と手紙を受けとり店を出た。

 出たところで太った貴族みたいな格好の人とおそらく執事であろう人とすれ違ったが気にも留めず美佳に話しかけた。


『なんか俺ミスしたかなぁ……』

『んー?いや多分だけど勘違いだと思うよ?』

『それってどういうk』「帰れ!!」


 聞こうと思ったときネイピアさんの怒鳴声が聞こえた。その後何か話している声が聞こえたので気になって悪いと思いながらも聞き耳を立ててしまった。


「そういうな。用が済んだらすぐ帰る。この赤いソースはお前は作ったそうだな。うちの料理人に作らせたが何が足りないのだ。レシピを教えよ」

「なんだと?これは俺が試行錯誤して作ったんだ。何で教えなきゃいけないんだ。俺をクビにしたお前に」

「首にしたのはお前が勝手に料理をほかの貴族の料理人教えたりしたからだ。それに近い味は出せているんだ。どうせすぐに作れるのだ。時間を無駄にさせるな」

「あれは皆でアイデアだしあって考えたものだ。たまたま最後のひと手間を俺が思いついただけでレシピは全員のものだ。いいから帰ってくれ」

「うるさい黙れ!!拾ってやった恩を忘れたのか。それに、お前は立場というものをわかってないようだな。ここの土地の権利書はうちの家が持ってるんだ。すぐに追い出すこともできる。前に買うと豪語してたか金は溜まったのか?白金貨一枚だぞ」

「くっ……」


 少しの間があったあと誰かがこっちに向かってくる気配がしたので逃げるようにギルドへと向かった。

(……なんか嫌な話を聞いちゃったな。いい人だし何か手伝ってあげたいけど白金貨一枚とか何も役に立てそうにないしな……。そもそも明日から依頼はなさそうだし。はぁ……)

 ギルドについて新人冒険者窓口に向かうとピエールすこし怒った顔をして待っていた。


「初日からそんなにぶっ続けで働く奴があるか。普通やめるっていえばある程度働いたら終わりになるんだよ。どうせネイピアにそろそろ終わりにしていいぞって言わられたんだろ」

「す、すみません。集中してたらいつの間に時間がたってて。ピエールさんも朝の6時からずっとですか?」

「ばかやろう。お前が初日だから待ってたんだ。普通だったらとっくに違うやつに代わって寝てるわ。毎日朝から早いっていうのに、これじゃ仕事終わりの一杯ものめねぇ。評価はちゃんともらって来たんだろうな?」

「あ、はい…これです。あと手紙を預かりました。明日からの再依頼はしなくていいそうです。何かミスしてしまったのかもしれません」


 ピエールさんは少し困った顔をして手紙を受け取り読み始めた。


「まぁ、最初のうちは依頼主の期待に添えないことなんてよくあることだ。まだ子供だしゆっくり慣れていけ。G、Fランクのうちは尻拭いは大人がしてくれる。で、評価はと。どれどれ……。シンおまえなにした?」

「え……皿洗ってただけですけどまずかったでしょうか」

「いや、ちょっと待て手紙も読む」


 読み終わるまで少しまつ


「なるほどな。結論からいうとお前のこの手紙に書いてあることを言うと最初来たときはちっこいガキだったから心配してたが、挨拶は丁寧だし。指示には抵抗もなく聞くし、こんな丁寧に皿洗いする冒険者は滅多にいないとさ。そして明日からは指名依頼にしたいとのことだ」

「!!!はい。是非受けさせてください」


 俺は少し泣きそうになりながら返事をした。


『ミカが言っていた勘違いってこれのことだったんだな』

『そうだよー』

「前に言っていたAランクを滅多に貰えない理由だがな。依頼主が冒険者にポイントを多く与えたいという感謝の気持ちだがギルドに手数料が必要なんだ。だからあまりAランクを出さないんだよ。つまりそれだけいい仕事をしたってことだ。よくやった」

「そうなんですか。ポイント以外のメリットはないんですか?手数料のうち少しが入ってくるとか」

「ないな。ギルドが得しているだけじゃないかと思うかもしれないが、Aランクを多く持ってくる人はギルドからの応対がかなり良くなるぞ。大した差はないがかなり混雑しているときここを使ってもいいことになって足りな」

「それかなりいいじゃないですか」

「そうか?並んでも受付の奴らは仕事速いからそんな待たないぞ。ま、これは今回の報酬だ。それよりこの依頼うけるとして、朝のギルドからの依頼はどうする?


 俺は硬貨の入った袋を受け取りながら返事をする。


「また起きれたら来ようと思います 」

「そうか、すごい体力だな。少し無理しすぎのような気もするけどしっかりやすめよ?。あと、今日は間に合ったけが早朝の鐘が鳴って20分しても来なかったら職員が済ませてしまうからな。あと一応先着順だ。Gランクにしか頼まない依頼だし今Gランクはシンだけだからほかの人にとられる心配はないがな。じゃぁまた明日だ。しっかり休めよ」

「はい。おやすみなさい」

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